イナリサーチ、今期経常を17％上方修正、配当も3円増額

　イナリサーチ <2176> [ＪＱ] が1月27日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。22年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の1億9500万円→2億2800万円(前期は1億7700万円)に16.9％上方修正し、増益率が10.2％増→28.8％増に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の経常利益も従来予想の8200万円→1億1500万円(前年同期は1億0200万円)に40.2％増額し、一転して12.7％増益計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の5円→8円(前期は無配)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　受託試験事業において、アジア及び日本における新型コロナ治療薬を始めとする新薬開発の増加を受け、当社においては大型試験プロジェクトなどの受注が相次ぎ、目下の受注残高は前年同期と比べ、20.7％増加で推移しております。　この様な状況を受け、前回修正予想時以降の稼働の高まり等により、営業利益、経常利益、当期純利益について、いずれも前回予想を上回る見通しとなりました。

　　当社では、配当政策を最重要課題のひとつと認識し、将来の事業展開に必要な内部留保を図りつつ、継続的かつ安定的な株主の皆様への利益還元を行うことを原則としております。また、配当金額は当社の業績、経営環境及び配当性向等総合的に考慮して決定することを基本方針としております。　上記の方針及び今回の業績予想の上方修正を踏まえ、2022年3月期の期末配当金を1株あたり5円から3円増配し、8円に修正させていただくことといたしました。