◆ 「インフレ高止まり」も、“巻き戻し”先行 - 米CPI
注目の米CPIは“1982年6月以来(前年比+7.0%)/1991年2月以来(コア前年比+5.5%)”となり、「インフレ高止まり」が示されました。
一方で“事前予想通り”ということもあり、マーケットは「過度な米金融引き締め」に対する警戒感が後退しました。
こうして米10年債利回りが“1.70%台”へと低下する中、ドル円は“114.377円”へと押し下げられています。
一方で『早めのバランスシート圧縮が望ましい(メスター・クリーブランド連銀総裁)』『年内4回利上げを想定(ブラード・セントルイス連銀総裁)』発言もあり、米10年債利回り低下は限定されています。
このためドル円の下値も限定されがちとなっており、“114円半ば”で底堅い動きを見せたまま、昨日の取引を終えています。
◆ つまり時間の経過とともに「勢いは減少しやすい」…?
いわゆる「知ったら終い」「噂で買って、事実で売る」になりますので、積み上がったポジションが解消されるまでは“巻き戻し”が継続する可能性は残ります。
しかしそれはあくまでも“巻き戻し”であり、“新規ポジションの構築”ではありません。
このため時間の経過とともに「勢いは減少しやすい」と見るのが自然であり、それでいて「インフレ高止まり」という事実は変わりません。
目先は“上値の重さ”が意識されることになるのでしょうが、ここまで来れば引き続き、“下値は堅い”、押すところあれば“積極的な買い拾い”で対処したいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:115.276(ピボット1stレジスタンス)
上値4:115.129(1/4~1/12の38.2%戻し)
上値3:115.000(大台)
上値2:114.892(20日移動平均線)
上値1:114.743(日足・一目均衡表基準線)
前営業日終値:114.640
下値1:114.500(1/12安値後の61.8%押し)
下値2:114.377(1/12安値、週足・一目均衡表転換線、12/17~1/4の61.8%押し水準)
下値3:114.271(12/27安値、50日移動平均線)
下値4:114.191(ピボット1stサポート)
下値5:114.046(12/23安値、大台、-1σ)
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