前週末24日に「買われた株!」総ザライ (1) ―本日につながる期待株は?―

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最新投稿日時:2021/12/27 05:20 - 「前週末24日に「買われた株!」総ザライ (1) ―本日につながる期待株は?―」(株探)

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前週末24日に「買われた株!」総ザライ (1) ―本日につながる期待株は?―

配信元:株探
投稿:2021/12/27 05:20
イソライト <5358>  1,038円 (+150円、+16.9%) ストップ高

 東証1部の上昇率2位。イソライト工業 <5358> がストップ高。23日の取引終了後、品川リフラクトリーズ <5351> がイソライトに対して完全子会社化を目的にTOBを実施すると発表した。TOB価格が1株1200円となっていることから、これにサヤ寄せする格好となった。品川リフラは現在、イソライト株の55.25%を所有している。買い付け予定数は1046万2154株(下限266万8500株、上限設定なし)で、買い付け期間は12月24日から2022年2月17日まで。なおTOB成立後、イソライトは所定の手続きを経て上場廃止となる予定で、これを受けて東京証券取引所は23日付で監理銘柄(確認中)に指定している。

ロランドDG <6789>  3,515円 (+485円、+16.0%)

 東証1部の上昇率3位。ローランド ディー.ジー. <6789> が続急騰。23日の取引終了後、21年12月期の連結業績予想について、売上高を438億円から453億円(前期比30.2%増)へ、営業利益を54億円から63億円(同12.6倍)へ、純利益を34億円から39億円(同15.5倍)へ上方修正し、あわせて20円を予定していた期末配当予想を60円に引き上げたことが好感された。コロナ禍における各種規制の解除により経済活動の正常化が加速するなか、同社の事業分野でも設備投資需要が高い水準で推移していることに加えて、引き続き経費抑制に努めたことが要因としている。なお、年間配当は100円(前期10円)となる予定だ。

GW <3936>  347円 (+35円、+11.2%)

 グローバルウェイ <3936> [東証M]が急騰。23日の取引終了後、暗号資産「タイムコイン」売却益1224万4000円を22年3月期第3四半期累計業績に営業外収益として計上すると発表しており、これが好感された。なお、同件による通期業績予想への影響は軽微としている。

フロンテオ <2158>  2,950円 (+270円、+10.1%)

 FRONTEO <2158> [東証M]が続急騰。23日の取引終了後、医学論文探索AI「Amanogawa」が医療法人徳洲会湘南鎌倉総合病院で導入されたと発表しており、これが材料視されたようだ。

MTG <7806>  1,511円 (+115円、+8.2%)

 MTG <7806> [東証M]が続急伸。SMBC日興証券が23日付で目標株価を2000円から2300円に引き上げており、これが材料視されたようだ。投資評価は「1」を継続した。同証券がMTGの中長期の業績ドライバーとして注目する革新的な新製品の収益寄与について、前21年9月期は新製品のブランディングや新たな販売手法などが奏功し販売力が向上したという。22年9月期は60アイテムの新製品(前期38アイテム)上市を予定していることから、同証券では中長期の高成長が継続する蓋然性が高まったとみている。

川崎近海 <9179>  3,500円 (+245円、+7.5%)

 川崎近海汽船 <9179> [東証2]が続急伸。前週末24日午前11時30分ごろ、22年3月期の連結業績予想について、売上高を420億円から425億円(前期比14.7%増)へ、営業利益を14億円から23億5000万円(同5.8倍)へ、最終利益を9億5000万円から16億3000万円(前期1億1200万円の赤字)へ上方修正し、あわせて50円を予定していた期末配当予想を100円へ引き上げたことが好感された。近海部門で好調な市況が継続し、運賃収入や貸船料収入が増加したことに加えて、内航部門で荷動きが堅調に推移していることが要因。また、22年2月1日での宮古(八戸)/室蘭航路の休止による効果も見込まれるとしている。なお、年間配当は150円(前期100円)となる予定だ。

■リビング保証 <7320>  2,560円 (+175円、+7.3%)

 日本リビング保証 <7320> [東証M]が急反発。23日の取引終了後、名古屋市千種区の土地・建物を収益用不動産として取得したと発表。取得したのは鉄筋コンクリート造7階建の共同住宅で、延べ床面積は762.54平方メートルに及ぶ。取得価額は2億8500万円。なお、同件による22年6月期業績への影響は軽微としている。

北恵 <9872>  930円 (+60円、+6.9%)

 東証1部の上昇率8位。北恵 <9872> が急反発。前週末24日午後2時ごろ、集計中の21年11月期単独業績について、売上高が560億円から572億2500万円(前の期比7.9%増)へ、営業利益が6億3000万円から8億1100万円(同35.6%増)へ、純利益が4億4600万円から6億4400万円(同11.5%減)へ上振れて着地したようだと発表しており、これが好感された。既存取引先との関係強化や新規取引先の開拓、工事機能の更なる充実による工事売り上げの拡大や非住宅市場の開拓を推進したほか、太陽光発電システムや蓄電池などの住宅設備機器の拡販、オリジナル商品の開発などに注力した結果、売上高が過去最高となったことが要因としている。なお、同時に期末一括配当を17円から24円に引き上げると発表した。前の期実績は25円だった。

ステムリム <4599>  845円 (+52円、+6.6%)

 ステムリム <4599> [東証M]が続急伸。同社は23日取引終了後、骨髄由来幹細胞などの生体内機能的細胞の高効率採取技術に関し、米国において特許を取得したと発表した。今回の特許によりカバーされる技術は、生体内埋め込み型デバイスを用いることにより、これまで採取や調整に困難を伴っていた骨髄由来幹細胞などの機能的細胞を、体外での培養工程を経ることなく、生体内から低侵襲かつ高効率に回収することを可能にするもの。これにより、生体内埋め込み型デバイスを用いて回収される機能的細胞を利用した種々の疾患に対する治療法開発の可能性を、主要国(日本、米国、欧州、中国)において広く担保することができたとしている。

パス <3840>  66円 (+4円、+6.5%)

 パス <3840> [東証2]が3日ぶりに急反発。23日の取引終了後、基礎化粧品ブランド「Lekarka」を国内外で一般消費者向けに販売するレカルカ(東京都港区)とプロユースコスメティック事業で業務提携すると発表しており、これが好材料視された。業務提携により、パスはレカルカのプロユース化粧品である新ブランド「Dr.Be Born」の企画、マーケティング及び独占的販売を行い、一方レカルカは製造及びサロン向け教育・研修を担当する。両社は今回の業務提携を機に関係をより強固なものとし、プロコスメ事業として事業領域の拡大や新たなビジネスチャンスの創出を行うとしている。

神戸物産 <3038>  4,365円 (+260円、+6.3%)

 神戸物産 <3038> が続急伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が23日付で投資判断「オーバーウエイト」を継続し、目標株価を4500円から4700円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。同証券では、独自の低価格PB商品とローコストの店舗フォーマットを強みとする主力の業務スーパー事業の高成長持続を評価。業務スーパー事業は、既存店ハードルは高いがFCの出店意欲は旺盛であり、生産能力強化を進めている国内自社グループ商品や直輸入商品の販売も好調。同証券では22年10月期は円安・物流コスト増の影響などで利益成長率がやや鈍化するとみるものの、出店加速と国内自社グループ商品と直輸入商品の拡販による成長は続くと見込んでいる。

レクスト <7697>  295円 (+15円、+5.4%)

 REXT <7697> [JQ]が続急伸。同社はRIZAPグループ <2928> [札証A]のワンダーコーポレーション、HAPiNS、ジーンズメイトの3社統合で発足した会社で衣料、雑貨、ゲームなどを販売している。足もとの業績は厳しく、株価も今月2日に最安値を形成するなど低迷が続いていた。そうしたなか、23日取引終了後、保有する固定資産の売却による特別利益の計上に伴い、最終損益の大幅上方修正を発表した。従来予想は8000万円の赤字予想だったが、一転して5億1000万円の黒字に修正しており、これが株価を強く刺激する格好となった。

オプトエレ <6664>  552円 (+23円、+4.4%)

 オプトエレクトロニクス <6664> [JQ]が大幅高で3日続伸。同社は23日取引終了後、22年11月期連結業績予想について、売上高73億1800万円(前期比12.0%減)、営業利益6億9900万円(同40.6%減)、純利益4億5600万円(同1.8%増)と開示した。今期は米国の大型案件終了によって減収となる見込みとしたが、織り込み済みのようだ。あわせて発表した21年11月期連結営業利益は11億7700万円(前の期は3億800万円の赤字)だった。会社計画11億6500万円を上回り、新型コロナウイルス感染症による案件の遅延や部品調達難による取引機会の喪失、顧客側の部品不足による受注減などの影響を受けたものの、工場向けや医療機器向けを中心にモジュール製品が業績を押し上げたとしている。

※24日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

株探ニュース

配信元: 株探

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