Xmasシーズンの流動性低下には要注意!
【注目ポイント】BB・+2σライン(≒82.900円)を上抜け突破するか否か
【見通し①】同ライン上抜け突破なら、「86.197円」付近までの上値追いも視野
【見通し②】同ライン上値抑制なら、「79.290円」付近までの下押しも想定
【留意ポイント】Xmasシーズンに伴う流動性低下、金星逆行現象
豪ドル/円の注目ポイントとして見ていた「ローソク足の21日MA(移動平均線、≒81.700円※)超え」が示現。足もとでは、BB(ボリンジャーバンド)・+2σライン付近まで上値を切り上げる相場展開となっています。(※12/13時点観測値)
上図の各メルクマールを見ると、1) 21日MA(移動平均線)が横向きであること、2) 遅行スパンがローソク足と絡み合う状態(上図黄色丸印)となっていること、3) ローソク足が厚い形状の赤色雲(=先行スパン)の上方にあること、4) パラボリック・SAR(ストップ・アンド・リバース)がローソク足の下方で点灯していること、そして、5) DMI(方向性指数)で+DI>-DIの乖離が拡大し、ADXが右肩下がり推移となっていること(上図赤色点線丸印)から、豪ドル/円・日足チャートは、もう一段の上値トライを模索する時間帯であると判断します。
目先の注目ポイントは・・・BB・+2σライン(≒82.900円、上図黄色矢印および黒色線)をローソク足が上抜け突破するか否か。
筆者が予想する、今後の見通しは以下の通りです。(見通し①、②)
[見通し①]
これからの時間にかけて、BB・+2σラインを終値ベースで上抜け突破した場合は、「遅行スパンの好転」も示現し、もう一段の上値トライとなる可能性も。当該ケースでは、「+DI>-DIの乖離拡大」および「ADXの右肩上がり推移」も伴いながら、10/21に付けた高値レートである「86.197円」(上図Ⓐ赤色線)付近までの上値切り上げも視野に入りそうです。
[見通し②]
一方で、BB・+2σライン付近で上値を抑制される動きとなった場合は、「遅行スパンの好転フェイク(ダマし)」とともに、一旦の修正/反省相場となる可能性も。当該ケースでは、「+DI>-DIの乖離縮小」および「21日MA割れ」も伴いながら、BB・-2σライン(≒79.290円、上図Ⓑ緑色線)付近までの下押しも想定すべきでしょう。
足もとの対円通貨全般の動きは、例年Xmasから年始にかけてリスク選好フローとなりやすい、いわゆる「サンタクロース・ラリー」(円安/株高)が下支えの一因となっている一方で、本日のXmasイブから翌週初にかけて主に欧米株式市場の休場に伴う「為替市場参加者の減少」→「流動性の低下」→「新たな材料出現によるボラティリティの上昇やスプレッドの拡大」となる可能性にも留意する必要があります。
合わせて現在は、アストロロジー(金融占星学)分析の範疇である「金星逆行現象期間」(12/19-翌年1/29)内にもあたることから、「為替相場が乱高下しやすい」「株式相場が天底からの反転になりやすい」といった相場の傾向/アナロジー(類推)についても、為念、視野に入れるべきでしょう。
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