日ダイナミク Research Memo(8):付加価値向上を目指す

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最新投稿日時:2021/12/16 15:08 - 「日ダイナミク Research Memo(8):付加価値向上を目指す」(フィスコ)

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日ダイナミク Research Memo(8):付加価値向上を目指す

配信元:フィスコ
投稿:2021/12/16 15:08
■日本コンピュータ・ダイナミクス<4783>の成長戦略

1. 中期経営計画の概要
2020年5月に策定した中期経営計画「Vision2023」(2021年3月期‐2023年3月期)では、目標指標に2023年3月期売上高200億円(システム開発事業80億円、サポート&サービス事業50億円、パーキングシステム事業70億円)、営業利益12億円、営業利益率6.0%、ROE15%以上を掲げている。

重点施策として、ストック(運用)とフロー(開発)の連携強化によるさらなる付加価値の向上を目指し、NCDサービスモデルの確立・進化による新たな価値提供、NCDの特色(IT関連事業とパーキングシステム事業の連携強化)を生かした事業ドメインの創出・拡大、事業部門を超えた全社レベルでの企画管理機能及びグループガバナンスの強化、機能分担見直しによるグループフォーメーションの最適化を推進する。


中期経営計画の進捗は順調
2. 中期経営計画の進捗状況
重点施策に関しては、NCDサービスモデルの確立・進化ではセグメント間のクロスセルの強化、グループフォーメーションの最適化では子会社NCDテクノロジーへのニッスイ事業部新設や、パーキングシステム事業の駐輪場周辺業務の内製化(子会社NCDプロスへ集約の方向)が進展している。グループガバナンス強化では、後述するようにサステナビリティへの取り組みを本格化させている。

中期経営計画初年度の2021年3月期は、安定収益源だったパーキングシステム事業がコロナ禍の影響を大きく受けたため、全体としての売上高、営業利益も落ち込んだが、2022年3月期は増収増益基調に回帰する見込みだ。2022年3月期第2四半期時点で折り返し点を迎えたが、計画の進捗は全体としておおむね順調と言えるだろう。

IT関連事業が新規案件獲得や生産性向上効果などで想定以上に伸長していることを勘案すれば、2022年3月期の業績は最終年度2023年3月期の目標値にかなり接近するだろうと弊社では考えている。さらにDXの流れや大企業グループのシステム保守・運用のアウトソーシング化の動きも背景として、同社のビジネス機会は一段と拡大することが期待される。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)


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配信元: フィスコ

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