“放れた方についていく”…!? - ドル円

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最新投稿日時:2021/12/15 11:04 - 「“放れた方についていく”…!? - ドル円」(武市佳史)

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“放れた方についていく”…!? - ドル円

著者:武市佳史
投稿:2021/12/15 11:04

◆ “金利選好”優勢 - 113円後半へ


強い米PPI(前年比+9.6%は2011年10月以来の高い伸び)を背景に、昨日は「テーパリングのペースアップ」「利上げ時期の前倒し」との思惑が強まりました。
米10年債利回りは“上昇(→1.47%)”、警戒感からNYダウは“下落(一時△209ドル)”を見せる中、ドル円は“上値探り(113.428円→113.757円)”を見せました。

一方で同時公表される「金利見通し(ドット・チャート)」に関しては、思惑が“割れて(2022年利上げ回数は2回or3回)”います。
このため方向性は“定まりづらく”、積極的な売買は“手控えられやすく”なっているのが実状といえます。
このため“上値模索”も加速するには至っておらず、結局は“(113円台で)膠着”のままで昨日の取引を終えています。

◆ いよいよ大一番 - FOMC


本日は「中国小売&鉱工業生産」「英CPI&RPI」といった主要な経済指標もありますが、何といっても注目はその「FOMC」ということになります。
このため発表までは“動きづらい”が継続する可能性が高く、しかし流動性低下から“揺れ動く”可能性も否めないところです。

そしていざ好評ということになりますが、「テーパリングのペースアップ」に関しては“ほぼ織り込み済(150億ドル→300億ドル)”と見るのが自然です。
そうなるとより注目されるのは、「金利見通し」と、そこから派生する「利上げ時期の前倒し」です。
そして「2022年利上げ回数」に関しては、“2回or3回”で拮抗しています。
このため“思惑の合意形成”ができておらず、どのような結果になったとしても“動意づく”可能性が否めないということになります。

“金利選好→ドル買い(債券)”と“リスク回避→円買い(株式)”の交錯もあり、昨日もドル円は方向性が定まりませんでした。
しかし目先の結論の一つがでるのが、本日です。
“金利選好→ドル買い”が先行する展開を個人的には想定していますが、いずれにしても“放れた方についていく”を基本にして、本日は対峙したいところです。

◆ ドル円 抵抗・支持ライン


※FOMCが予定されていますので、いつもより値幅を拡大しています。

115.355(11/26高値、+2σ)
115.000(大台)
114.812(11/24~11/30の76.4%戻し)
114.605(+1σ)
上値5:114.375(11/24~11/30の61.8%戻し)
上値4:114.192(ピボットハイブレイクアウト)
上値3:114.023(11/24~11/30の50%戻し、日足・一目均衡表基準線、週足・一目均衡表転換線、大台)
上値2:113.953(11/29高値、12/8高値、ピボット2ndレジスタンス)
上値1:113.830(20日移動平均線、12/9高値、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:113.751(50日移動平均線)
下値1:113.534(ピボット1stサポート)
下値2:113.428(12/14安値)
下値3:113.316(ピボット2ndサポート)
下値4:113.220(12/10-13安値、日足・一目均衡表先行スパン上限/転換線、ピボットローブレイクアウト)
下値5:113.071(11/30~12/8の61.8%押し、-1σ)
113.000(大台)
112.811(12/6安値)
112.528(11/30安値、12/3安値)
112.315(9/15~11/24の50%押し、-2σ)

武市佳史
株式会社マネーパートナーズ チーフアナリスト
配信元: 達人の予想

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