午後:債券サマリー 先物は続落、米金利の上昇が影響
6日の債券市場で、先物中心限月12月限は続落。米長期金利が上昇基調を強めていることが国内債に売りを促した。
債券先物は軟調にスタート。原油高などによるインフレ圧力の高まりが意識され、5日の米長期債相場が続落(金利は上昇)したことが影響した。前日に国内で実施された10年債入札が低調な結果となったことも尾を引き、積極的な買い手は見当たらず。米株高を手掛かりに反発して始まった日経平均株価は前場中ごろに下げに転じたが、債券相場の下支え材料にはならなかった。午後に入って時間外取引の米長期金利が一段と上昇すると国内債にも売りがかさみ、債券先物は下げ幅を拡大。この日は日銀の国債買いオペや財務省による国債入札がなく需給面での手掛かり材料に乏しかったことで、外部環境に左右されやすかった面があった。
先物12月限の終値は前日比21銭安の151円30銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.020%上昇の0.080%と約4か月ぶりの高水準をつけた。
出所:MINKABU PRESS
債券先物は軟調にスタート。原油高などによるインフレ圧力の高まりが意識され、5日の米長期債相場が続落(金利は上昇)したことが影響した。前日に国内で実施された10年債入札が低調な結果となったことも尾を引き、積極的な買い手は見当たらず。米株高を手掛かりに反発して始まった日経平均株価は前場中ごろに下げに転じたが、債券相場の下支え材料にはならなかった。午後に入って時間外取引の米長期金利が一段と上昇すると国内債にも売りがかさみ、債券先物は下げ幅を拡大。この日は日銀の国債買いオペや財務省による国債入札がなく需給面での手掛かり材料に乏しかったことで、外部環境に左右されやすかった面があった。
先物12月限の終値は前日比21銭安の151円30銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.020%上昇の0.080%と約4か月ぶりの高水準をつけた。
出所:MINKABU PRESS
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