ＫｅｙＨ、今期最終を18％上方修正

　ＫｅｙＨｏｌｄｅｒ <4712> [ＪＱ] が8月12日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。21年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結最終損益は3.8億円の黒字(前年同期は5.2億円の赤字)に浮上して着地した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の8.5億円→10億円(前期は12.8億円)に17.6％上方修正し、減益率が34.0％減→22.4％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結最終利益は前年同期比66.0％減の6.1億円に大きく落ち込む計算になる。

　直近3ヵ月の実績である4-6月期(2Q)の連結最終損益は6億円の赤字(前年同期は3.9億円の赤字)に赤字幅が拡大したが、売上営業損益率は前年同期の-35.7％→-3.9％に急改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　売上収益につきましては、まず総合エンターテインメント事業において株式会社ノース・リバーが当初計画していた実績が好調に推移していることや、映像制作事業では、番組制作やドラマ案件の撮影・ロケ等が順調に推移していることに加え、広告代理店事業では、新たにデジタル広告事業を開始したことなどにより、1,000 百万円プラスの16,000 百万円としております。 営業利益につきましては、売上収益の増加や、総合エンターテインメント事業においては、乃木坂46 を運営する乃木坂46 合同会社の事業運営が好調であることなどにより、400 百万円プラスの1,400百万円、併せて、親会社の所有者に帰属する当期利益も1,000 百万円としております。