NZドル急騰、ドル円は上値を試すも議会証言など控えやや調整=東京為替概況

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最新投稿日時:2021/07/14 15:06 - 「NZドル急騰、ドル円は上値を試すも議会証言など控えやや調整=東京為替概況」(みんかぶ(FX/為替))

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NZドル急騰、ドル円は上値を試すも議会証言など控えやや調整=東京為替概況

著者:MINKABU PRESS
投稿:2021/07/14 15:06
NZドル急騰、ドル円は上値を試すも議会証言など控えやや調整=東京為替概況

 14日の東京市場もっとも大きな動きを見せたのはNZドル。11時に発表されたNZ中銀金融政策理事会では、政策金利は事前見通し通りの現状維持となったが、新型コロナの感染拡大を受けて実施されていたLSAPについて、7月23日までに追加の買い入れを停止することを発表(LSAPの規模自体は維持)、貸付基金プログラムについても変更なしと発表した。これを受けてNZドルは急騰。事前にタカ派的な姿勢が示されるとの期待感があったこともあり、対ドルで0.6940前後から0.6960台まで上昇して発表を迎え、発表後に上昇が一気に加速して0.70超え。その後も上昇が続き0.7020台を付けた後、0.7000-20の高値圏もみ合いとなった。対円でも同様に、朝の76円80銭前後での推移から77円台を付けて発表を迎え77円40銭台まで急騰。さらに77円60銭前後まで上昇し、その後は77円台半ば前後での推移に。
 NZに関しては、2022年中とみられていた利上げ再開について、11月に前倒しする動きが広がっていたが、今日の発表を受けて来月に元の期待感が広がり、NZドル買いにつながっている。

 ドル円は前日の海外市場で米消費者物価指数(CPI)の予想以上の上昇と、30年債入札の不調からの利回り上昇などを受けたドル買いに110円60銭台まで上昇。東京朝もその流れの中で110円70銭台を付ける動きを見せた。しかし、その後は調整の動きもあり110円台半ば割れに。この後のパウエル議長による議会証言などが重石となった。

 昨日の海外市場でのドル買いに1.1770割れまで値を落としたユーロドルにも、ドル高の調整が入った。朝方は1.1772前後を付けるなど、ユーロ売りドル買いの動きも、その後1.1780台まで買い戻しが入った。もっとも値幅はかなり限定的で、落ち着いた動きに。

MINKABU PRESS 山岡和雅
 

このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。

配信元: みんかぶ(FX/為替)

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