注目すべき2つのポイント
【注目ポイント1】“ゴールデン・クロス”成否
【注目ポイント2】BB・-2σライン(≒109.560円)サポート成否
【見通し1】「クロス示現」および「同ラインサポート」なら、「111.460円」付近までの上昇を想定
【見通し2】「フェイク(ダマし)」および「同ライン割れ」なら、「108.548円」付近までの下押しも
今月2日に、年初来高値となる「111.646円」を付けた後、下押し主体の動きとなっている米ドル/円。
上図を見ると、1) 21日MA(移動平均線)が右肩上がりであること、2) 遅行スパンがローソク足と絡み合う状態となっていること、3) パラボリック・SAR(ストップ・アンド・リバース)がローソク足の上方で点灯していること、そして、4) ローソク足がBB(ボリンジャーバンド)・-2σライン付近で推移していることから、米ドル/円・日足チャートでは、上昇トレンドの“一服/ガス抜き”フローに伴う「下押し」→「下値固め」の時間帯であると判断します。
注目すべきポイントは2点。
まず1点目は、チャート下部にあるSSTC(スローストキャスティクス)の動向。
これからの時間にかけて、SSTCを構成する2本の線が、「売られ過ぎ」を示す20%ライン付近で交差した後、右肩上がり形状となる“ゴールデン・クロス”が示現した場合は、過去の動きでもある通り、「下値固め」→「反発フロー」→「概ねBB・+2σライン付近までの上値切り上げ」(上図赤色丸印および黒色矢印線)となることが想定されます。オシレーター系指標特有の“フェイク(ダマし)”(上図黄色四角印)には十分留意しつつ、足もとにおけるクロス成否(上図赤色点線丸印)に要注目でしょう。
そして2点目は、BB・-2σライン(≒109.560円、上図黄色矢印)が下値支持線として機能するか否か。
これからの時間にかけて、仮に同ラインが下値支持線として機能した場合は、上述した“ゴールデン・クロス”の示現とともに、「下値固め」→「反発フロー」となりそうです。そのケースでは、BB・+2σライン(≒111.460円)付近までの上昇を想定すべきでしょう。
一方で、ローソク足が終値ベースで同ラインを割り込んだ場合は、「下値支持線割れ」→「もう一段の下押し」となる可能性も。そのケースでは、上述したSSTCの“フェイク(ダマし)”も伴いながら、直近安値レートである「108.548円」(5/25)付近までの下押しを考慮すべきでしょう。
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