Googleトレンドからマーケットの旬を読む
*このコーナーは、Googleで多く検索されているワードから、経済の行方やマーケットの物色動向などを読み解く大石独自の目線を書くコラムです。
「BTS」がランクイン
6/16日本向けにベストアルバムを発売。欧米では理解されがたいが、日本における「ベストアルバム」はまさにお宝コンテンツ。運営さん、よく分かってらっしゃる。
昨今の大きな飛躍は、演者の絶え間ない努力もさることながら、プロデューサーの手腕もすごい。
国ごと地域ごと、あるいは、状況ごとに戦略を変える判断力と行動力が超一流。日本も見習いたいところ。
BTS所属のBighit Entertainment(以下Bighit)は昨年上場。大幅上昇の初値を付けたが、、その直後売り圧力に押され、暴落したことが「これでもか」とニュースで取沙汰されていた。
あれからおよそ8か月が経過した今、IPO時の初値を超え、時価総額1兆円の所で推移している事は、あまり報じられない。(2021.6.16時点)
では、日本企業と比較してみよう。
■日本の主要エンタメ
・約450億アミューズ
・約700億エイベックス
もっとわかりやすくしてみる。
■時価総額1兆円の有名会社
・コナミ
・シャープ
・ヤクルト
・電通
・三菱重工
・日本航空
(2021.6.16時点)
同社の規模感の凄まじさが、簡単に理解できたと思う。
もはやBighit は、エンタメの枠では納まらない会社になったと言えよう。
逆を言えば、日本企業に伸びしろがあるとは言えないだろうか?
例えば、そこそこの商圏「日本」を本気で飛び出し、テクノロジー(VOD・VR・AI・NFT)を駆使し、「儲ける」事に素直なビジネス展開が出来れば、あるいは実現するかもしれない。
この辺り、あすなろ投資顧問での連載「社長の二言目」でご紹介してあるので、探してみて欲しい。
それでは6月も、沢山の億トレさんが誕生しますように。
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