◆ 揺れ動くも、往って来い - 108円付近
「強い欧経済指標(欧製造業PMIは統計開始来を2ヶ月連続で更新)」を背景に、まず欧州タイムは“ユーロ買い→ドル売り”が目立ちました。
これに「テクニカル的な下放れ」への意識が重なったことで、NYタイム序盤には「米10年債利回り低下(一時1.52%)」のタイミングに合わせて“107.478円”へと続落しました。
ただ「米経済指標も好内容(米製造業/サービス業PMIは共に統計開始来最高/米新築住宅販売は2006年8月来最高)」でした。
このためその後は“巻き戻し”が目立ち、「米10年国債利回り上昇(1.52%→1.58%)」に歩を合わせる格好で、NYタイム中盤には“108.141円”へと反発しています。
◆ 本日は“動きづらい”…?
こうして下値ならびに変動幅は“拡大”したものの、終値ベースでは“前日と大差ない”という水準に押し戻されました。
このため先週末のローソク足は「上下に長い髭を持つ寄引同時線(十字線)」を描いており、テクニカル的には“気迷い”が如実に表れた格好といえます。
本日は「実質的な5・10日(25日が日曜日だったため)」となりますので、「国内勢のGW前フロー」が活発化する可能性はゼロではありません。
しかしそれを除けば「米耐久財受注」くらいしか見当たらず、“材料不足”の印象は否めないところです。
基本は「回帰した従来フロー(米10年債利回りを睨みながら…)」と見られ、「テクニカル的な意識の変化(下放れ→気迷い)」も見られています。
このため少なくとも“底堅い”と見るのが自然ということになりますが、明日には「日銀会合」、明後日には「FOMC」を控えるスケジュール感でもあります。
「積極的な売買は手控えられる(動きづらい)」と見ておく必要が、本日に関してはありそうです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:108.546(4/20高値、ピボット2ndレジスタンス)
上値4:108.425(4/9~4/23の38.2%戻し、4/16~4/23の61.8%戻し)
上値3:108.279(4/21-22高値、50日移動平均線、日足・一目均衡表転換線、4/16~4/23の50%戻し、-1σ)
上値2:108.141(4/23高値、ピボット1stレジスタンス)
上値1:107.970(日足・一目均衡表先行スパン上限、大台)
前営業日終値:107.895
下値1:107.731(4/23安値後の61.8%押し)
下値2:107.634(4/23安値後の76.4%押し)
下値3:107.478(4/23安値、ピボット1stサポート)
下値4:107.227(2/23~3/31の61.8%押し、-2σ)
下値5:107.139(100週移動平均線、ピボット2ndサポート)
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