◆ 「株安の連鎖」再び…
膠着だが、やや下押し…。
『バイデン大統領が富裕層向けキャピタルゲイン税率引き上げを検討』との報をキッカケに、昨日はNYダウが“急落(△40ドル→△420ドル、終値は△320ドル)”しました。
この影響にて上昇していた「米10年債利回り」も、再び“低下(1.58%→1.54%)”に転じました。
ただ「15日急落時のレンジ(1.52-1.64%)」からは外れておらず、“方向感定まらず”が解消することはありませんでした。
こうして欧州タイム序盤には“107.813円”へ下値拡大、その後はNYタイム中盤にかけて“108.231円”へと巻き戻されましたが、結局“108円ライン”に押し戻されて昨日の取引を終えています。
◆ テクニカル的には“下降シグナル”が点灯したが・・・?
昨日は「従来フロー(米10年債利回りに連動)」へ回帰したように見えましたが、背景にあるのは「株安の連鎖」と見られます。
このため「リスク回避の継続性」が目先のテーマと見るのが自然であり、これが株式・債券、そして為替に波及すると見るのが妥当です。
“2020年8月以降の支持線(50日移動平均線:本日は108.261円)”を明確に下回り、“108円ライン”を終値ベースで割り込んだチャート形状を見る限り、“下放れ”を意識せざるを得なくなったのは事実です。
しかし前記「リスク回避の継続性」の行方と共に、「週末」というスケジュール感も存在します。
これをどう捉えるか…?
幾分“さらなる下値追い”には意識を傾ける必要がありますが、現時点では“過度な期待”は禁物と考えるべき局面といえるかもしれません。
「下値追い加速」と判断すべき岐路となるのは、“昨日安値(107.813円)”ともほぼ重なる“1/6~3/31の38.2%押し(107.778円)”か…?
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:108.632(4/9~4/22の38.2%戻し、ピボットハイブレイクアウト)
上値4:108.546(4/20高値、4/16~4/22の61.8%戻し)
上値3:108.390(-1σ、4/16~4/22の50%戻し、ピボット2ndレジスタンス)
上値2:108.279(4/21-22高値、50日移動平均線、4/16~4/22の38.2%戻し、ピボット1stレジスタンス)
上値1:108.107(4/22高値後の61.8%戻し)
前営業日終値:107.969(日足・一目均衡表先行スパン上限、週足・一目均衡表転換線、大台)
下値1:107.813(4/22安値、1/6~3/31の38.2%押しピボット1stサポート)
下値2:107.586(ピボット2ndサポート)
下値3:107.468(-2σ)
下値4:107.360(ピボットローブレイクアウト)
下値5:107.227(2/23~3/31の61.8%押し)
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