◆ 「株安の連鎖」は後退も・・・ - 108円前半
膠着
「株安の連鎖」が止まったことから、“リスク回避→円買い”は緩みました。
しかし「カナダ中銀発表(国債買入規模縮小→22年加利上げ示唆)」を機に台頭した“カナダドル高→ドル安”が、重く圧し掛かりました。
このため“前日安値を下回った(安値は107.876円)”ものの“崩れる”ことはなく、しかし“前日高値には届かない(高値は108.279円)”など“上値の重さ”は引きずりました。
こうして“前日終値とほぼ同水準(108.055円)”に収斂する格好にて、昨日の取引を終えています。
◆ 従来フローは崩れたまま… - 米10年債利回り
昨日行われた「米20年債入札(240億ドル相当)」は、“順調”に消化されました。
このため「米10年債利回り」は“低下傾向(安値は1.55%)”を示しましたが、ドル円が“反応”することはありませんでした。
「急低下を演じた15日(1.64%→1.52%)」から外れた際の挙動には警戒が必要ではありますが、そうでなければ「従来フロー(米10年債利回りに連動)は崩れたまま」と見るのがやはり妥当…?
そうなると「(テクニカル的な)108円ラインを巡る攻防」「(ファンダメンタルズ的な)次のマーケットテーマは何か?」を見極める展開が、本日も想定されるところです。
◆ “波乱”はあるか…? - ECB理事会
“108円割れ(108.00-107.80円)”には「分厚いドル買いオーダー」が散見されてますので、オーダー状況的には“さらなる下値追い”は些か微妙、“下値が堅い”は維持されそうな雰囲気が漂っています。
ただ本日は「ECB理事会」が予定されています。
“現状維持”が想定されているものの、昨日のカナダ中銀に“追随(引き締め)”するようなことがあれば、ファンダメンタルズ的には“波乱(ユーロ買い→ドル売り)”となる可能性も否めない…?
個人的には“下値が堅い”がより優勢であり、“急反発”への期待もまだ持っている状況ですが、“ことの成り行き”を慎重に見極める必要がありそうです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:108.825(4/19高値、日足・一目均衡表転換線)
上値4:108.671(4/9~4/21の38.2%戻し、ピボットハイブレイクアウト)
上値3:108.546(4/20高値、ピボット2ndレジスタンス)
上値2:108.279(4/21高値、-1σ、ピボット1stレジスタンス)
上値1:108.138(50日移動平均線)
前営業日終値:108.055(大台)
下値1:107.876(4/21安値、日足・一目均衡表先行スパン上限、週足・一目均衡表転換線、ピボット1stサポート)
下値2:107.766(1/6~3/31の38.2%押し、3/5安値)
下値3:107.641(-2σ、ピボット2ndサポート)
下値4:107.458(ピボットローブレイクアウト)
下値5:107.227(2/23~3/31の61.8%押し)
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