◆ “金利選好”より“リスク回避”が目立った昨日 - “109円前半”へ低下
膠着…
注目の「米国債入札(3年/10年)」は“順調(3年)/無難(10年)”という結果に留まりました。
このため「米10年債利回り」は“緩やかに上昇(1.64%→1.68%)”を見せたものの、“金利選好→ドル買い”が目立つことはありませんでした。
一方で昨日は「アジア株安→欧米株安」に発展したこともあり、“リスク回避→リスク通貨売り(円買い)”が先行する展開でした。
このためドル円は“上値が重い”が幾分上回り、緩やかに値を落としました。
もっとも“相殺(金利選好⇔リスク回避)”されていることから、大きな変動につながることはありませんでした。
◆ “ペース押し上げ”気運は高まるか…? - 米CPI
引き続き「米10年債利回りを睨みながら…」が注目されますが、本日は「米30年債入札」というよりも「米CPI」がより注目と見られるところです。
事前予想が“前月比:+0.5%/前年比:+2.5%”とされますが、前者が“20年7月以来”、後者が“同年1月以来”の高い伸びが見込まれているからです。
特に後者は“コロナ禍前”が基準となっているだけに、「米10年債利回り」を変動させる要因となる可能性は十分といえます。
“ペース押し上げ”への圧力が高まることでもあれば…?
それまでは「積極的なポジション形成」は手控えられるかもしれませんが、しかしながらそれを先取るかのようにすでに“値を落として”いるのも事実です。
「早期に節目(1.70% or 110円)を突破できなければ…?」との懸念は燻り続けていますが、やはり“下値は堅い”を前提、少なくとも“下値追いにはつながらない”を基本として、神経質なマーケットと対峙したいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:110.212(3/31~4/8の61.8%戻し、3/23~3/31-4/8の50%返し、+1σ、ピボットハイブレイクアウト)
上値4:109.958(4/9高値、月足・一目均衡表先行スパン下限、日足・一目均衡表転換線、大台、ピボット2ndレジスタンス)
上値3:109.766(4/12高値)
上値2:109.652(日足・一目均衡表基準線、ピボット1stレジスタンス)
上値1:109.560(20日移動平均線)
前営業日終値:109.400
下値1:109.245(4/12安値)
下値2:109.183(4/9安値、50月移動平均線、ピボット1stサポート)
下値3:108.995(4/8安値、200週移動平均線、100月移動平均線、大台、ピボット2ndサポート)
下値4:108.867(-1σ)
下値5:108.696(3/25安値、2/23~3/31の38.2%押し、ピボットローブレイクアウト)
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