◆ 前日とは逆の捉えられ方… - 「金利選好」回帰/「リスク選好」後退
“どっちつかず”が昨日は…。
発表直後から「米金融緩和長期化」がより意識されたFOMCでしたが、昨日は「米経済回復期待」への思惑が上回りました。
このため「米10年債利回り」は一時“1.75%”へ上昇するなど、「金利選好姿勢」は回帰しました。
一方で「米株式(主要3指数)」は軒並み反落するなど、「リスク選好姿勢」は後退しています。
結果的として「下押し圧力が加速する状況ではない」は如実に表れたものの、「方向感定まらず」は継続しました。
前日の反動もあり“109.296円”へと反発する場面こそ見られましたが、最終的には“109円割れ(終値は108.896円)”へ押し戻されて、昨日の取引を終えています。
◆ 日銀会合は“織り込み済(サプライズなし)”…?
この“どっちつかず”という状況は、もうしばらくは続きそう印象があります。
このため「方向感定まらず」も継続する可能性が高いと見るのが自然です。
現在開催されている日銀会合では「金融政策の点検」が行われていますが、意識される「長期金利の変動幅拡大」「ETFの買入メド(6兆円)撤廃」は概ね“織り込み済”と見られます。
これらが“盛り込まれない”あるいは“それ以外(マイナス金利深堀等)が盛り込まれる”とサプライズということになりますが、そうなる可能性は極めて低い…?
後は結果次第ということになりますが、本日は週末にも当たります。
「109円ラインを挟んだ揺れ動き」を基本とし、「“3/18安値(108.622円)”を維持できるか?」あるいは「“3/15高値(109.361円)”を超えられるか?」を見極めたいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:109.612(ピボット2ndレジスタンス)
上値4:109.361(3/15高値、3/17高値)
上値3:109.296(3/18高値、ピボット1stレジスタンス)
上値2:109.169(50月移動平均線)
上値1:109.000(大台、200週移動平均線、+1σ)
前営業日終値:108.896(日足・一目均衡表転換線)
下値1:108.752(100月移動平均線)
下値2:108.622(3/18安値、ピボット1stサポート)
下値3:108.456(3/12安値)
下値4:108.339(3/10-11安値、2/23~3/15の23.6%押し)
下値5:108.213(3/8安値、ピボット2ndサポート)
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