◆ “方向感定まる”には至らず… - ECB&米30年債入札
引き続き“膠着”…。
昨日は東京タイムに“反発(リスク選好→円売り)”、欧州タイムは“反落(金利選好の緩和→ドル売り戻し)”、そしてNYタイム以降は“ユーロ主導”となりました。
注目の「ECB理事会」は、『資産購入(PEPP)のペースアップ』が示されたものの、事前に想定された『期間延長&規模拡大』が打ち出されることはありませんでした。
もう一つの注目である「米30年国債入札」も、“無難な内容”ではあったものの、“幾分弱め”といった結果でした。
どちらも“どっちつかず(マチマチ)”の印象が拭えないだけに、“方向感定まる”に至ることはありませんでした。
◆ 本日は「ユーロドルの動向」がポイント…!?
こうして「米10年国債利回り」が“急上昇”する可能性は低下したものの、“急低下”するリスクも低減しています。
“金利選好を背景にした動意(ドル買いorドル売り)”は、一旦終了と見るのが自然です。
一方で「株高の連鎖」は継続しており、“リスク選好姿勢”は健在といえます。
つまりこちらを背景にした動意(円売りor円買い)は、継続と見るのが妥当…?
前記「ECB理事会」を機に緩やかな反発を見せているユーロドルも、すでに“心理的な節目(1.20ドル)”にも接近しています。
これは到達すれば“達成感”、到達ならずだと“一旦の頭打ち→利益確定売り”が意識されやすい分水嶺ともいえます。
週末である本日の基本は「揺れ動けども、方向感は定まらず」と考えますが、幾分の“上値試し(緩やかな買い戻し)”には期待したいところです。
引き続き「株価動向」を注視し、「米国債利回り動向」も一応睨みながらになりますが…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:109.006(200週移動平均線、3/9~3/10の76.4%戻し、大台、ピボット2ndレジスタンス)
上値4:108.916(3/10高値、3/9~3/10の61.8%戻し)
上値3:108.811(3/11高値)
上値2:108.748(100月移動平均線、ピボット1stレジスタンス)
上値1:108.638(3/11高値後の61.8%戻し)
前営業日終値:108.497
下値1:108.339(3/10-11安値、ピボット1stサポート)
下値2:108.213(3/8安値、3/3~3/9の38.2%押し、2/23~3/9の23.6%押し)
下値3:108.109(+1σ、ピボット2ndサポート)
下値4:107.946(日足・一目均衡表転換線、3/3~3/9の50%押し、大台)
下値5:107.816(3/5安値、ピボットローブレイクアウト)
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