ジャックス、今期経常を26％上方修正

　ジャックス <8584> が2月3日大引け後(15:00)に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比9.5％減の120億円に減った。
　しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の115億円→145億円(前期は167億円)に26.1％上方修正し、減益率が31.1％減→13.2％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の60.8億円→90.8億円(前年同期は78.6億円)に49.3％増額し、一転して15.5％増益計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比48.6％増の66.1億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の10.8％→16.3％に急上昇した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　通期連結業績予想は、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、依然として先行き不透明な状況にありますが、一部の海外子会社において、新型コロナウイルスの影響により発生した未収債権に対する顧客対応が進捗した結果、当初想定より貸倒関連コストが抑制されつつあることから前回予想を上回る見込みです。なお、通期個別業績予想につきましては、前回予想から修正はありません。