相場展望と今週の注目銘柄はこれだ!

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最新投稿日時:2020/12/18 20:12 - 「相場展望と今週の注目銘柄はこれだ!」(みんかぶ株式コラム)

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相場展望と今週の注目銘柄はこれだ!

著者:出島 昇
投稿:2020/12/18 20:12

<6658> シライ電子工業

 四季報によると、米中摩擦長期化とコロナ拡大が挟撃。日中で自動車、家電、電子応用など主力分野の配線板受注が軒並み減少。海外の検査機販売も減。下期回復見通せず、役員報酬減も焼け石に水。一転大幅営業赤字。退職金の特別加算金を特損計上。業績悪化受け9月に60人程度の希望退職者募集、7月に開発拠点の閉鎖・集約も実施済み。継続前提に重要事象。電気機器:プリント配線板、検査機・ソリューション、他。

2020年11月13日発表。2021年3月期本決算予想は、前年同期比で営業利益-185.7%の-0.280億円、経常利益-146.6%の-0.360億円の3期連続の減収・減益の見通し。

2016年6月24日の148円の安値からの反発で、7月20日の終値315円から翌日の21日は△80円の395円とストップ高、22日も△80円の475円と2日連続のストップ高。今度は逆に7月25日は▲80円の395円のストップ安、翌日の26日も▲80円の315円と2日連続のストップ安をいう珍しい動きとなりました。そのあとは、もみあって2017年4月17日の225円を目先の1番底、9月6日の285円を2番底にして急騰し、11月2日に920円の高値をつけました。そして2山形成後の大幅下落で2018年7月9日の376円、8月16日の376円とダブル底をつけて、8月24日の608円まで上昇し、9月5日の565円の高値から下降トレンド(A)へ移行しました。この下降トレンド(A)の中で、2019年12月9日の342円の高値から、コロナ相場に巻き込まれ、今年の2月の急落につれ安して、3月17日の140円で底打ちとなりました。その後、4月22日の248円まで反発してもみあい、10月2日の193円から10月14日の407円まで急騰し、すぐに反落となって250円水準まで下げてきました。ここでもみあって11月19日に229円まで下げて反発し、11月30日にザラ場で399円まで上昇し、その後、12月7日に260円まで押し目を入れ、もみあって再上昇の期待がもてる動きをしています。
 

 

<4636> T&K TOKA

 四季報によると、国内インキは新型コロナでパンフレットなど商業印刷向け激減。好採算のUVインキ低下が響く。蘭子会社改善も遅れる。不採算縮小などで営業益トントンへ。子会社清算益出れば最終表記以上。減配。香港子会社を清算、日欧に引き継ぎ経費減。赤字の蘭子会社の規模縮小を検討、再建の目玉、UVインキは現地生産も。新型コロナ収束後に米国販路再構築。化学:印刷インキ、他。

2020年11月5日発表。2021年3月期本決算予想は、前年同期比で営業利益-178.8%の-4.30億円、経常利益-88.4%の1.50億円の減収・増益の見通し。

2016年6月24日の702円を安値とする上昇トレンド(A)の中で、2018年1月5日の1520円まで上昇しました。ここをピークに3月26日の1252円まで押し目を入れて、4月25日に1348円まで反発するも、上昇トレンド(A)を下に切って下降トレンド(B)へ転換しました。この中で2019年8月29日の863円まで下げて反発となりましたが、11月15日の1064円まで上昇したところで、コロナ相場に巻き込まれ2月6日に1034円まで上昇したところで急落相場に転換し、3月13日の601円まで急落して底打ちとなりました。ここから8月7日の701円を結んだ上昇トレンド(C)となっています。この中で701円から9月29日の900円まで上昇し、もみあって12月2日の814円まで押し目を入れて上放れし、12月11日に971円まで上昇し押し目を入れています。

下降トレンド(B)の中で、今年の3月13日にコロナ急落相場で601円で底打ちとなり、7月7日の869円まで1段上げ、8月7日の701円まで下げて9月29日の900円までが2段上げとなって、12月2日の814円まで3段下げとなって、12月11日に971円まで上昇して押し目をとなっています。814円の押し目は、やや中途半端ですので、もう少し押し目が欲しいところです。
 

 

<7270> SUBARU

 四季報によると、新車販売計画91万台(12%減)。上期の大規模減産響く。ただ米国回復が想定以上。国内で新型車も寄与し台数前号比増。減益幅縮小。22年3月期は米国で販売好調。国内も新型車効果続き順調増。主力車種のマイナーチェンジの際に、マイルドHVの『e‐BOXER』搭載を拡大。納車時期未定だった国内旗艦の新型『レヴォーグ』は20年内納車始まる。輸送用機器:自動車、航空宇宙、他。

2020年11月4日発表。2021年3月期本決算予想は、前年同期比で営業利益-47.7%の1100.00億円、経常利益-43.7%の1170.00億円の減収・減益の見通し。

柴田罫線からは、2017年1月5日の5016円を高値とする下降トレンド(A)の中にあります。この中で2018年12月25日の2209円まで下げて、ここからゆるやかな短期の上昇トレンド(B)を形成し、2019年11月6日に3167円の戻り高値をつけたところで、コロナ相場に入り込んできました。ここから今年の1月8日の2630円まで押し目を入れ、2月21日に2945円まで反発したあと、コロナ急落相場の巻き込まれ、3月23日の1876円、4月6日の1672円と2点底をつけました。その後、6月8日に2684円まで上昇して三角保ち合い(C)の形をつくり、煮詰まったところの10月30日の1899円を安値に反発し、11月10日に2208円で買転換となっています。まだ、下降トレンド(A)にアタマを押さえられており、その理由は業績急回復ながら為替が円高方向にあることが理由といえます。バイデン体制に移ることによって、ドルが買われますので多少時間はかかりますが、7-9月期の経常利益は前年同期の37.5億円から468億円と急拡大しています。通期は同利益を従来予想の870億円から1170億円に上方修正しています。現時点では買転換したもののアタマを下降ライン(A)に押さえられて、11月30日に短期の売転換(押し目)が出ており、多少時間がかかりそうです。
 

 

<1966> 高田工業所

 四季報によると、電力工事は減少でも製鉄と化学の補修工事が下支え。が、マレーシアでの再度の外出禁止等で東南アジア減退大。施工効率化も及ばず営業益反落。22年3月期は海外復調、エレクトロ関連の育成効く。40年の創業100周年に向け若手・中堅社員中心のプロジェクト発足、将来ビジョン等探る。電流情報量診断等のIoT分野拡充。北海道事業所20年10月開設。建設業:プラント。

2020年5月28日発表。2020年3月期本決算は、前年同期比で営業利益+7.5%の23.02億円、経常利益+4.4%の22.55億円の2期連続の増収・増益の見通し。

2016年2月12日の380円、6月24日の378円を2点底とする中期の下値切り上げの上昇トレンド(A)の中で、6月24日の378円から短期の上昇トレンド(B)へ移行し、この中で2018年1月24日の840円、5月21日の836円と2点天井をつけて、12月25日に492円まで下落し、2019年6月4日の532円を2点底にして急騰し、2020年1月16日の1457円まで上昇しました。ここをピークに行って来いの大幅下落(全値押し)となって、2020年4月6日に556円の安値をつけ、ここからの自律反発で5月29日の968円まで上昇し(終値では893円)となって、三角保ち合い(D)へ移行しました。この保ち合いの中で12月11日に760円で買転換となって上放れしかかっています。
 

 

<4047> 関東電化工業

 四季報によると、精密化学品は微細加工用エッチングガス伸長。が、配線材料ガスとEV電池材料が採算悪化で、部門利益半減。苛性ソーダ等基礎化学品とトナー原料も貢献ない。償却重い。営業減益幅拡大。22年3月期は車載需要で精密化学品上向く。底入れ。韓国は硫化カルボニル生産順調で、三フッ化塩素も21年設備稼働。中国はフッ化アンモニウムで22年拠点始動。化学:基礎化学品、精密化学品、鉄系、商事、設備など。

2020年11月13日発表。2021年3月期本決算予想は、前年同期比で営業利益-54.7%の35.00億円、経常利益-59.2%の32.00億円の2期連続の減収・減益の見通し。

2017年12月28日の1415円をピークにして、2018年5月1日の996円まで下げ、ここから5月17日の1280円まで反発して、2番天井をつけ7月6日の854円の安値をつけました。この安値から9月27日の1267円まで上昇して3番天井となって、下降トレンド(A)となって、この中で12月25日の700円で当面の3点底をつけました。ここから反発して下降トレンド(A)を上にぬけて、2019年2月14日に934円まで上昇し再下落となって、下降トレンド(B)へ転換しました。この下降トレンド(B)の中で、5月24日の652円、8月13日の611円と2点底となり、ここを安値の基点として11月18日の1134円まで上昇し、ここを上値の基点として三角保ち合い(C)へ移行しました。この三角保ち合いの煮詰まったところで、今年の11月16日の681円を安値に上放れをなっています。

2019年の8月13日の611円を安値とし、11月18日の1134円を高値とする三角保ち合い(C)を形成し、この中で大きな上下動を繰り返して、その煮詰まったところで11月16日の681円から反発し、陽線を出して上放れしています。11月16日の681円を終値で切るといったん損切りとなります。古河系列の特殊ガス大手で、独自フッ素や塩素系技術を手がけている。足元の業績は低迷しているが、22年3月期業績は大底離脱で大幅増益の見通し。
 

 

配信元: みんかぶ株式コラム

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