典型的な上昇トレンドを示唆するチャート形状
【注目ポイント】「ダブル・ボトム」の“ネックライン”(≒81.520円)上抜け突破
【見通し】年初来高値である「84.699円」に向けた上値トライも
喫緊のポイントとして着目していた直近高値(=81.520円[8/28]、上図青色三角印)を終値ベースで上抜け突破し、もう一段の上値を試す相場展開となっているカナダドル/円。
上図チャートでは、1) 21日MA(移動平均線)が右肩上がりであること、2) 遅行スパンがローソク足の上方にあること、3) ローソク足の下方に青色の雲(=サポート帯、先行スパン)およびパラボリック・SAR(ストップ・アンド・リバース)があること、そして、4) DMI(方向性指数)で+DI>-DIとなり、ADXが右肩上がり推移となっている(上図赤色点線丸印)ことから、カナダドル/円・日足チャートでは、典型的な上昇トレンドを示すチャート形状となっています。
その他メルクマールでは、a) ローソク足がBB(ボリンジャーバンド)・+1σラインと同・+2σラインの間で推移する“上昇バンドウォーク”となっていること、さらには、b) BB・±2σラインが21日MAに対して拡張する“エクスパンション”となっていることを合わせると、これからの時間におけるカナダドル/円は、徐々に上値を切り上げる相場付きとなりそうです。
日足チャートの横軸をもう少し伸ばした上で、以下、別のテクニカル指標を見ていきましょう。
“ネックライン”を上抜け突破
上図チャートからも視認できる通り、足もとでは、直近高安ポイント(A:81,859円[6/5]、B:77.631円[7/31]、C:81.520円[8/28]、D:77.927円[10/29])を基準とする、いわゆる「ダブル・ボトム」(上図青色線)の“ネックライン”(上図赤色点線)である「81.520円」を上抜け突破していることが視認できます。(上図黄色丸印)
当該ポイントは「上昇トレンドの起点」と捉えることが可能であるため、これからの時間において、カナダドル/円の上昇モメンタムがさらに強まる可能性も。
上抜けフェイク(=ダマし)には十分留意する必要がありますが、このケースでは、コロナ・ショック前の2月20日に付けた年初来高値水準である「84.699円」に向けた上値トライを想定しても良さそうです。
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