ノードストロームが上昇 １株利益が予想外の黒字＝米国株個別

　百貨店のノードストロームが上昇。８－１０月期決算（第３四半期）を発表しており、１株利益が予想外の黒字となったほか、売上高も予想を上回った。パンデミックで消費者の巣ごもりが増える中、オンラインでの販売が増加しており、同社の売り上げの５４％を占めている。コスト構造と在庫管理の刷新も奏功した。

　今回の決算を受けてアナリストからの目標株価引き上げが相次いでおり、３２ドルに引き上げるアナリストもいる。他の小売企業同様に第３四半期は底堅さを示したと指摘。第４四半期の見通しについても適度に慎重だと評価した。。売上高は前年比で２０％台前半の減収を見込み、プロモーション費用の上昇と配送の追加費用を考慮し、営業レバレッジも低下を見込んでいる。

（８－１０月・第３四半期）
・1株利益（調整後）：0.34ドル（予想：-0.07ドル）
・売上高：30.9億ドル（予想：29.2億ドル）
・粗利益率（調整後）：32.8％（予想：30.7％）

（NY時間11:20）
ノードストローム　28.92（+4.37　+17.80%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美