◆ “上値の重さ”から反落… - “105円台”に逆戻り
前日に発生した“ドル買い戻し”ですが、長くは続きませんでした。
「芳しくない米経済指標(米新規失業保険申請件数は前週比増の110.06万件/フィラデルフィア連銀製造業PMIは前月比減の17.2)」は、米10年債利回りの“再低下(0.686%→0.636%)”を促しました。
『米中貿易合意の第1段階検証を近日実施』との一部報道も、“リスク選好→ドル売り”を誘ったと見られるところです。
何より「米追加緩和期待」は根強く、一時“106.213円”へと上値を伸ばしたドル円も、再び“105円台”へと押し戻されていきました。
◆ 本日も“揺れ動く”だろうが、方向感は定まらない…?
もっとも“上値の重さ”は相変わらずですがが、“底堅さ”もそこかしこで見え隠れしています。
つまり「ドル全面安」に回帰したというよりは、「方向感定まらず」で揺れ動いていると見るのが自然な状況でもあります。
直近の米経済指標は“芳しくない”が目立ちますが、こと住宅(本日は米中古住宅販売が予定)に関しては“例外(そこそこ好内容)”といえます。
それでいて本日は“週末”に当たり、また前記したように『米中貿易合意の第1段階検証』への期待感も燻っています。
つまり“下方向(ドル売り)”を志向する向きからしても、“突っ込み売り”は手控えたい局面…?
上を下へと“揺れ動き”、思惑も“錯綜”しているのが実状ですが、現在のステータスは「中立(次なる方向感を探る)」との認識は持っておきたいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:106.442(週足・一目均衡表基準線、+1σ、ピボット2ndレジスタンス)
上値4:106.303(8/13~8/19の61.8%戻し)
上値3:106.213(8/20高値、週足・一目均衡表転換線)
上値2:106.074(日足・一目均衡表転換線、大台)
上値1:105.854(日足・一目均衡表基準線、20日移動平均線)
前営業日終値:105.783
下値1:105.658(8/19~8/20の50%押し、ピボット1stサポート)
下値2:105.527(8/19~8/20の61.8%押し)
下値3:105.444(ピボット2ndサポート)
下値4:105.268(-1σ)
下値5:105.103(8/19安値、ピボットローブレイクアウト)
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