キリンＨＤ、今期税引き前を37％下方修正

　キリンホールディングス <2503> が8月7日大引け後(15:30)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。20年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結税引き前利益は前年同期比2.5倍の560億円に急拡大した。
　しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の1895億円→1185億円(前期は1168億円)に37.5％下方修正し、増益率が62.2％増→1.4％増に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結税引き前利益は前年同期比33.6％減の624億円に落ち込む計算になる。

　直近3ヵ月の実績である4-6月期(2Q)の連結税引き前利益は前年同期比51.8％減の234億円に大きく落ち込み、売上営業利益率は前年同期の8.6％→5.2％に大幅悪化した。

株探ニュース