「動きづらい」が基本も、「急変動」にも警戒を…!? - ドル円

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最新投稿日時:2020/07/21 09:25 - 「「動きづらい」が基本も、「急変動」にも警戒を…!? - ドル円」(武市佳史)

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「動きづらい」が基本も、「急変動」にも警戒を…!? - ドル円

著者:武市佳史
投稿:2020/07/21 09:25

◆長くは続かず… - 巻き戻し


期待通り“巻き戻し”は先行したものの、“仲値”までとなり、長くは続きませんでした。
”107.526円”へと駆け上がった後は、“上値の重さ”を強いられました。
ただ「EU首脳会議」への期待感から“ユーロ買い→ドル売り”が再燃しても、“107円ライン”を割り込むことはありませんでした。

「コロナ感染拡大」への悲観論は根強いものがありますが、現在は「新型コロナワクチン」「EU首脳会議」への期待感が勝っているようです。
このためセンチメントは「リスク選好姿勢」へ幾分傾斜しており、その分だけ“ドル売り”“円売り”が進行しやすくなっています。
ただし「円とドルとの綱引き」という制約が崩れていない以上、ドル円は“動きづらい”から抜け出せずにいます。

◆ 「EU首脳会議」次第では…?


本日も主だったイベントが不在なだけに、「EU首脳会議」の行方を睨みながらといった展開が想定されるところです。
ただ短期的に“ユーロ買い”が膨らんでいると見られることを考えれば、合意しない場合はもちろんのこと、仮に合意したとしても『噂で買って、事実で売る』となる可能性は十分といえます。
そしてその際には「ドルと円の感応度の違い」が重要視されることになりますが、先週からの動きを見る限り「ドルに分がある」…?

明後日からの「東京市場4連休」というスケジュール感を考えれば、「様子見ムード」に陥りやすいのは事実です。
このため「方向感定まらず(動きづらい)」が基本ということに変わりはなさそうですが、「急変動」に関しても目先は警戒しておきたいところです。

◆ ドル円 抵抗・支持ライン


上値5:107.959(週足・一目均衡表転換線、日足・一目均衡表先行スパン下限、大台)
上値4:107.861(月足・一目均衡表基準線、+2σ)
上値3:107.787(7/7-8高値、20週移動平均線、ピボット2ndレジスタンス)
上値2:107.526(7/20高値、100/50日移動平均線、+1σ、7/1~7/10の61.8%戻し水準、ピボット1stレジスタンス)
上値1:107.410(7/20高値後の76.4%戻し)
前営業日終値:107.278(20日移動平均線)
下値1:107.117(日足・一目均衡表基準線/転換線)
下値2:107.002(7/20安値、-1σ、大台、ピボット1stサポート)
下値3:106.832(7/16安値)
下値4:106.745(ピボット2ndサポート)
下値5:106.643(7/10安値、7/15安値、週足・一目均衡表基準線、100月移動平均線、月足・一目均衡表転換線、-2σ)

武市佳史
株式会社マネーパートナーズ チーフアナリスト
配信元: 達人の予想

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