◆ “円売り”よりも“ドル売り”が勝る… - 106円半ばへ下落
「新型コロナワクチン(楽観論)」と「コロナ感染拡大(悲観論)」が交錯していますが、昨日は“前者(楽観論)”が上回りました。
この影響から“リスク選好姿勢”が先行しており、“円売り”と共に“ドル売り”が進行していきました。
ただこの2つの力関係では“後者(ドル売り)”が上回ったことで、想定とは“逆”の動きとなりました。
ユーロドルが“1.14ドル半ば”へ続伸、ポンドドルが“1.26ドル半ば”への反発を見せる中、ドル円は“106.665円”へと下値を拡大しています。
◆ それでも“崩れた”わけではなく、センチメントは“移ろいやすい”…?
昨日記した「ユーロへの感応度」の認識の相違が、想定以上に「ドル円を押し下げた」と見られます。
ただ交錯という状況に変化はないだけに、“直近安値(7/10安値:106.643円)”は割り込んではおりません。
つまりテクニカル的には“崩れた”とはいい難く、“底堅い”を彷彿とさせる動きともいえます。
元来、センチメントとは“移ろいやすい”ものですので、現在の動意が「どこまで継続するかは微妙…?」
「方向感定まらず」への懸念は拭えないものがありますが、ここまで押せば「買い拾いチャンス」と見ながら、引き続き「神経質な保ち合い」と対峙したいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:107.544(100日移動平均線、+1σ、7/1~7/10の61.8%戻し、ピボット2ndレジスタンス)
上値4:107.424(7/14高値、50日移動平均線)
上値3:107.306(7/15高値、ピボット1stレジスタンス)
上値2:107.215(日足・一目均衡表転換線、20日移動平均線)
上値1:107.134(7/14~7/15の61.8%戻し、日足・一目均衡表基準線)
前営業日終値:106.934(-1σ、大台)
下値1:106.783(7/15安値後の61.8%押し)
下値2:106.643(7/10安値、7/15安値、週足・一目均衡表基準線、100月移動平均線、月足・一目均衡表転換線、ピボット1stサポート)
下値3:106.560(-2σ)
下値4:106.383(6/24安値、ピボット2ndサポート)
下値5:106.072(6/23安値)
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