スクエアがきょうも商いを伴って上昇＝米国株個別

　オンライン決済サービスのスクエアがきょうも商いを伴って上昇。前日は取引時間中に１２８ドル台まで上昇し、最高値を更新していた。きょうも１２６ドル台まで上昇しており、高値更新をうかがう動きが見られている。今月に入って買いの勢いが加速しており、株価は３月安値から既に４倍近くに達している。

　トランプ政権の目玉政策である給与保護プログラム（ＰＰＰ）に関連して人気化。中小企業によるＰＰＰ利用で、銀行と取引口座を持たない中小企業への資金供給で先導的な役割を担っている模様。

　また、前日はアナリストから、直接預金口座において、銀行からのシェア獲得への期待を示すレポートも伝わっていた。最終的には、オンライン決済サービス会社が、直接預金口座の２割のシェアを占める可能性もあるという。同アナリストは目標株価を従来の８８ドルから１５０ドルに引き上げていた。

　同社はツイッターのＣＥＯも兼任するジャック・ドーシー氏が手掛ける企業でもあり、２０１８年に人気化していた。その経緯もあり、再び人気化し資金が流入している面もあるようだ。

（NY時間10:47）
スクエア　128.62（+9.65　+8.11%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美