“戻りは鈍い”が、“崩れる”とは異なる…!? - ドル円

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最新投稿日時:2020/06/19 10:20 - 「“戻りは鈍い”が、“崩れる”とは異なる…!? - ドル円」(武市佳史)

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“戻りは鈍い”が、“崩れる”とは異なる…!? - ドル円

著者:武市佳史
投稿:2020/06/19 10:20

◆ “リスク回避姿勢”先行… - 再び“107円割れ”


「新型コロナ感染第2波」が重石となっており、昨日も“リスク回避姿勢”は継続しました。
「株安/債券高(金利は低下)」が進行し、NYタイム中盤には“106.667円”へと押し下げられていきました。

一方で「フィラデルフィア連銀製造業PMI(4ヶ月ぶりにプラス圏:27.5)」「米新規失業保険申請件数(12週連続で減少:150.8万件)」等、“ネガティブ”ばかりという訳ではありません。
このため“107円台”に押し戻される場面も何度となく見られるなど、“下げ渋り”も顕著といえます。

◆ だが「イメージは下方向」も、「綱引き」は変わっていない…?


「新型コロナ感染第2波」が現在のテーマである以上、目先は『どこまで下値を探れるか?』がポイントと見るのが自然です。
しかし「経済的なダメージ」という観点で見れば、『(第1波に比べて)第2波は深刻でない』との楽観論は存在しています。
それでいて「ドルと円の綱引き(現在は円買い⇔ドル買い)」は崩れていませんので、“さらなる下値追い”は期待薄…?

「株価動向」による一進一退は想定されるものの、「方向感定まらず」は続くと見るのが妥当と考えたいところです。
つまり「(押したところは)丁寧に買い拾い」を基本としながら、引き続き「神経質なマーケット」と対峙したいところです。

◆ ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:107.636(6/16高値、ピボットハイブレイクアウト)
上値4:107.557(日足・一目均衡表転換線)
上値3:107.440(6/17高値、50日移動平均線)
上値2:107.380(ピボット2ndレジスタンス)
上値1:107.125(6/18高値、日足・一目均衡表先行スパン上限、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:106.973(大台、-1σ)
下値1:106.667(6/18安値、週足・一目均衡表基準線、月足・一目均衡表転換線、ピボット1stサポート)
下値2:106.566(5/11安値、6/11-12安値)
下値3:106.442(日足・一目均衡表先行スパン下限、100月移動平均線、ピボット2ndサポート)
下値4:106.222(5/8安値、-2σ、ピボットローブレイクアウト)
下値5:105.986(5/7安値、大台)

武市佳史
株式会社マネーパートナーズ チーフアナリスト
配信元: 達人の予想

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