変化日と権利確定日を通過、落ち着きを期待したい
前回「リバウンド上昇もなく下落が続いている。そろそろボラティリティの縮小に向けての動きを期待したい。引き続き逆張り戦略の短期売買でリバウンド上昇もしくは戻り売りを基本戦略とし、落ち着いてからの参戦でよい」と解説しました。
株価は一時1万6,358円まで下落、安値を更新して取引を終えました。
米国の株式市場も節目の2万ドルを割り込み、乱高下が続いた一週間でした。
ドル円相場はドル買いが進んだ一週間でした。
気になるのは、日経平均株価の今後の動きです。
チャートを分析する限りでは、2月25日に窓をあけて下落して以降、下降トレンドが続いています。久しぶりの圧倒的な売り圧力で、リバウンド上昇もほとんどありません。2万4,000円台から30%以上も下落し、2016年からの株価上昇分を吐き出してしまいました。
景気サイクルから考えても、長く続いたアベノミクス上昇相場の調整になった可能性が考えられます。中長期的な視点で大底を打つまでは、今後は戻り売りにおされる展開が想定されますから、リバウンド上昇という視点を中心に考えていかなければならないでしょう。
ただ、短期的には株価は上昇と下落を繰り返します。足元は3月の権利確定日を控えていること、一目均衡表の変化日を通過することを踏まえると、足元の下降トレンドがそろそろ落ち着いてボラティリティが縮小し、リバウンド上昇が待たれるところです。
トレンドフォロー戦略では、引き続き逆張り戦略の短期売買でリバウンド上昇もしくは戻り売りを基本戦略とします。この水準ですから急いで買う必要もなく、落ち着いてからの参戦でよいでしょう。
最後に・・・
生き残りをかけた波乱のマーケットが続くなか、長く続いた本コーナーも終了になりました。毎週お読みいただきまして、本当にありがとうございました!次の上昇相場でまたお会いしましょう♪