NYコラム(12日)ダウ平均はコロナショックで弱気相場入りから深押しへ−トランプ演説に失望感

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最新投稿日時:2020/03/12 19:13 - 「NYコラム(12日)ダウ平均はコロナショックで弱気相場入りから深押しへ−トランプ演説に失望感」(加藤裕一)

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NYコラム(12日)ダウ平均はコロナショックで弱気相場入りから深押しへ−トランプ演説に失望感

著者:加藤裕一
投稿:2020/03/12 19:13

NY株式市場(12日)トランプ政権の記者会見は失敗に終わる⁈−ダウ平均先物は一時1200ドル超安

11日の取引終了後にトランプ米大統領がテレビ演説を行った。先日表明した大型減税をめぐる詳細な内容に言及しなかったことから、再び失望感が広がっている。ダウ平均先物の下落幅は、時間外で一時1200ドルを超えた。11日に弱気相場入りしたダウ平均は深押しに歯止めが掛からないようだ。

アメリカ国内における新型肺炎の患者数は1000人を超え、患者急増が続いているという。トランプ政権の対応のまずさが日増しに浮き彫りとなってきている。トランプ大統領は、新型コロナウイルスと景気対策の両面でマーケットの信認を得るには至っていないのが現状だ。

11月に行われる大統領選の選挙戦に暗い影を落としかねない状況にある。大統領選挙が行われる年に景気後退を招き再選を果たした現職の大統領は聞いたことがない。100年に一度の危機的局面で政策対応のミスや遅れが加速度的に政権基盤を大きく揺れ動かすことは歴史が物語っている。

トランプ政権による3日連続の記者会見は、結局、失敗に終わった感が拭えない。トランプ政権による政策対応の遅れで新型肺炎の感染拡大による実態経済への悪影響が防ぎきれずに景気後退入りという最悪のシナリオを描きにいっているとみる。その答えはおのずとマーケットが指し示すことになるだろう。
加藤裕一
米国株ストラテジスト
配信元: 達人の予想

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