NY株式市場(12日)トランプ政権の記者会見は失敗に終わる⁈−ダウ平均先物は一時1200ドル超安
アメリカ国内における新型肺炎の患者数は1000人を超え、患者急増が続いているという。トランプ政権の対応のまずさが日増しに浮き彫りとなってきている。トランプ大統領は、新型コロナウイルスと景気対策の両面でマーケットの信認を得るには至っていないのが現状だ。
11月に行われる大統領選の選挙戦に暗い影を落としかねない状況にある。大統領選挙が行われる年に景気後退を招き再選を果たした現職の大統領は聞いたことがない。100年に一度の危機的局面で政策対応のミスや遅れが加速度的に政権基盤を大きく揺れ動かすことは歴史が物語っている。
トランプ政権による3日連続の記者会見は、結局、失敗に終わった感が拭えない。トランプ政権による政策対応の遅れで新型肺炎の感染拡大による実態経済への悪影響が防ぎきれずに景気後退入りという最悪のシナリオを描きにいっているとみる。その答えはおのずとマーケットが指し示すことになるだろう。