歴史的な急落もリバウンドは近い
リーマンショックがこれまでに経験した中で最大級のものと考えていましたが、今回はこれを超えるレベルでした。
騰落レシオがリーマンショックの時は54.2で下げ止まりましたが、今回の下げでは53.3という過去最低水準にまで達しました。
去年のイレギュラーな逆行を繰り返していた異常な上げ方の反動がどこかで来ると思っていましたが、このようなタイミングでやってくるのは予想外でした。
ただ、暴落とはいえ、下げ続けることはないので必ず下げ止まってそこからは大きく上昇します。
下げ方が大きい時ほどそのリバウンドも大きいです。
テクニカル指標や騰落レシオなどの数値が異常値といえるくらいのところまで来ているので、もはやいつ反発してもおかしくないところまで
来ています。
本来だと総悲観の中で買い方の総投げとなり皆が投げ切ったところが大底となり、そこで売りと買いの需給が逆転して、一気に反発となりますが、まだそのようなセリングクライマックス的な下げがきていません。
日経が底を打つとすれば、NYダウの下げ方の方が激しいため、夜間でダウが大きく切り返してきたところが底打ちのサインとなるでしょう。
そのため持越しをするのはかなりリスクとなりますが、底打ちが確認できたときにはすでにダウが夜間で大きく反発して日本市場が開いたときはある程度リバウンドしているかもしれません。
すでに騰落レシオが歴史的な最低水準なので、いつリバウンドしてもおかしくない水準ですが、節目となる抵抗ラインは、22000円、21000円、20600円、最後の抵抗ラインが20000円にあります。
すでにこの2つは突破してきており、20600円が下げ止まるかどうかになりますが、今のところ日経平均先物ではこのラインが強く下支えとなっています。
週明け寄り付きは下げて始まるのが多くなりそうですが、最後の投げになりそうなので、安くなったところは反発狙いの買い目線で見ています。
また、システムトレードでは、暴落時のシグナルが多数転倒しており、条件を厳しく設定しためったに出ない買いシグナルが2日連続で出ています。
週明けシグナル通りに反転するか注目したいと思います。