株式に底堅さも、為替は円買い優勢、不透明感続く=ロンドン為替概況

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最新投稿日時:2020/01/29 20:28 - 「株式に底堅さも、為替は円買い優勢、不透明感続く=ロンドン為替概況」(みんかぶ(FX/為替))

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株式に底堅さも、為替は円買い優勢、不透明感続く=ロンドン為替概況

著者:MINKABU PRESS
投稿:2020/01/29 20:28
株式に底堅さも、為替は円買い優勢、不透明感続く=ロンドン為替概況

 29日のロンドン市場では、円買いの動きが優勢になっている。新型コロナウィルスをめぐる動向が引き続き不透明感を広げている。ただ、前日の米株の上昇を受けて、欧州株や時間外取引の米株先物は底堅く推移している。一方で、主要国の債券は買われており、米債やドイツ債の利回りは低下。リスク動向はまちまちとなっている。このあとの米FOMCや明日の英中銀会合を控えて動きにくい面も。また、今日の日本時間午後11時にはWHOが新型コロナウィルスに関する会見を開くとしており、その内容を確認したいとのムードもあるようだ。ドル円は109円手前、ユーロ円は一時120円割れ、ポンド円は142円割れ水準へと軟化したが、値幅は比較的限定的だった。そのなかでは豪ドル円が73円台後半で軟調に推移しており、東京午前の上昇を消して下げに転じている。ユーロやNZドルを含めた各主要通貨に対してもこの時間帯は軟調になっている。

 ドル円は109円台前半での取引。東京市場朝方に109.27レベルまで買われたあとは上値重く推移している。ロンドン序盤には109.01レベルまで下落した。米債利回りの低下が重石となったが、欧州株や米株先物は小高く推移しており、109円割れには至らず。日本時間午後11時からのWHOの新型コロナウィルスの関する会見待ちになっている。

 ユーロドルは1.10近辺での取引。1.1010台から一時1.0995レベルまで下落。値幅は小さいものの、約2か月ぶりの安値水準となっている。ユーロ円は120円台前半で上値重く推移するなかで、一時119.94レベルまで下値を広げた。足元では120円ちょうど近辺。レーン・フィンランド中銀総裁が、ECBの追加緩和の余地があることを示唆したことや、政局不透明感でイタリア債が買われ、利回りが低下していること、明日の英中銀会合を控えて、ユーロ買い・ポンド売りのポジションに調整が入りやすいタイミング、などがユーロの上値を抑えたようだ。

 ポンドドルは1.30台前半での取引。朝方にはユーロとともに下値を模索し、一時1.3004レベルまで下落した。しかし、大台割れには至らずその後は1.3020台までのレンジで揉み合っている。ポンド円は142円台前半から一時141.83レベルまで下押しされた。ただ、ポンドドルとともに前日のレンジ内での取引にとどまっており、あすの英金融政策委員会(MPC)を控えて様子見ムードとなっている。短期金融市場では、利下げと据え置きがともに50%の織り込み度合いとなっており、結果をみるまでは動きにくい状況となっている。
 
MINKABU PRESS 松木秀明

このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。

配信元: みんかぶ(FX/為替)

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