■1月6日(月)■年初から大きな変動率で落ち着き場所を探る展開

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最新投稿日時:2020/01/06 09:13 - 「■1月6日(月)■年初から大きな変動率で落ち着き場所を探る展開」(堀篤)

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■1月6日(月)■年初から大きな変動率で落ち着き場所を探る展開

著者:堀篤
投稿:2020/01/06 09:13

3月まで苦戦が予想される

 東京市場は、年初から荒れることが予想される。まずは23200円までの下落から始まり、一旦戻すことも考えられるが、何も変化が無く今の状況が継続すれば、いずれ23000円を切ることは避けられないだろう。その後、22000円から24000円程度のボックス圏の動きに移行することが考えられる。

 昨年末は、米国との「時間差相場」によって、東京市場に出遅れが生じた。12月決算を中心とするNY市場と、3月決算を中心とする東京市場は、次期決算への期待感が生じる時期が当然異なる。したがって、NY市場が先に次期業績期待感の先行で上昇しても、東京市場がそれについていくことはできなかった。東京市場の上昇は、2月から3月の下方修正に警戒すべき時期を過ぎなくてはならないだろう。また、それほど3月決算への警戒感は強い。
 しかし、それに加え、年明けに米国がイランに対し武力攻撃を仕掛けたことで、状況はさらに悪化したと言える。イランは報復を宣言し、中東関連、海運、商社などへの影響はもちろん、急激な円高リスクが台頭し、東京市場は揺さぶられそうだ。これらの要因で、東京市場は、3月まで苦戦が予想される。
 この間、短期的な利益を狙う投資家は、リバウンド狙いを繰り返すことがもっとも勝率を稼ぐ方法だろう。場合によっては空売りをかけるべき局面もあり得る。まずは、ボックスの下値が22800円程度なのか、22500円を割るのか、の見極めが必要になるだろう。
 来期業績予想が出る5月から7月にかけては、東京市場に上昇のチャンスが与えられると考えるが、その前提となる為替は、多くの企業で1$=108円を中心に置かれている。この前提が崩れる円高が3月までに定着すれば、企業業績の見直しが必要となり、相場展開も再検討を要するようになるだろう。
堀篤
日本マネジコ、東京スコットマネジメント代表取締役
配信元: 達人の予想

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