半導体市況の回復から業績好転も、25日線サポートに上値伸ばす
時価総額:330億円
PER:10.81倍
PBR: 0.51倍
エレクトロニクス商社で電子デバイスのほか太陽電池製造関連や半導体製造関連の機器をはじめFPD製造関連、ナノテク関連機器など多種多様な電子・電気機器などを取り扱う。化学薬品や化粧品などケミカル関連事業で工業薬品製造も手がける。5G関連の特需発生し内需中心に業績面の堅調推移が見込めることも魅力。
10/31に発表された中間決算では売上高が前期比5.1%増収も利益面は経常利益が同21.3%減益と為替影響が大きく響いた。次世代通信規格の5G関連やIoT関連投資の増勢から業績に寄与しており、一方の減速が目立ったスマホ関連やICパッケージ製造の分野では設備投資意欲が徐々に回復してきていることから下期は利益面の改善が見込めるだろう。
株価は上記の決算発表前後で1300円付近の上値抵抗を突破し、12/13には年初来高値1436円まで上値を伸ばした。同社は特に化合物半導体製造装置にも実績を有していることも強みになるとみており、直近では半導体製造におけるエッチング装置を手がけるサムコが大幅上昇していることなども見逃せないだろう。商社であるがゆえに低バリューで、株価見直し余地の大きさも妙味があると言えるだろう。
(12/27現在)