権利確定日までに計画的な行動を
前回「各種イベントを通過してレンジを上に抜け、空いていた窓すべてを埋めた。新トレンドが発生したらフォローしていくしかない」と解説しました。
株価は大幅高となり、目標株価を上回って取引を終えました。
米国の株式市場は高値圏で推移した週でした。
ドル円相場は小動きで推移した週でした。
気になるのは、日経平均株価の今後の動きです。
株価チャートを分析する限りでは、株価は窓を空けて上昇し、節目の2万4,000円を突破して12月17日に高値2万4,091.12円をつけました。以降は2万4,000円を挟んでの推移が続き、足元は上昇トレンドが継続しています。
目標上値は2万4,150円、下値は2万3,250円、それぞれプラスマイナス150円とします。
天井形成のチャートパターンとしては、2018年10月の高値2万4,448.07円、2018年1月の高値2万4,129.34円でヘッドアンドショルダーズトップを形成する場合や、高値2万4,448.07円でダブルトップを形成する場合などが考えられます。
ただ、米国の株式市場が高値を更新する強い地合いが継続していますから、正直、米国株が上なら上、下なら下という状況です。
トレンドフォロー戦略ではブレイクしたほうについていくのが基本です。どう動くのか考えても仕方がないので、足元のトレンドが転換するまではフォローするだけです。
最近は直近IPOが盛り上がっていますが、取引時間中に買いも売りも一方向に乱高下しやすいです。2019年も残り少なくなってきて、気持ちよく一年をしめたいものです。短期で売買を回転させるのが難しく感じるのであれば、無理に取引する必要はないでしょう。
また、今週は権利確定日を通過します。気持ち新たに2020年を迎えたいですから、損出しや権利取りを考えている場合には計画的に行いましょう。業績良好な銘柄を中心に、2020年に向けた有望銘柄の選別に時間を使ってもいいかもしれません。