日経平均株価に影響しそうな国内外要因
① 週の半ばに米国・中国市場の休みが入る
② 月内最終受け渡し日が26日となり、27日から2020年渡しとなる
点で基本的には大きく動きにくい時です。
さらに需給に影響を与えるのは
●税金考慮の損切り および
●売って買い直すクロス売買
●海外要因
があります。
海外要因では
(中東)
来日中のイラン・ロウハニ首相に対して安倍政権が27日閣議決定予定の海外自衛隊中東派遣をどう説明するか、
英ブレグジットが象徴するEU離脱の意味再考と合わせて、今後の中東がどのような展開となるかです。
(北朝鮮)
国連総会が北朝鮮の人権侵害を問題視。中国の新疆ウイグル自治区、香港への人道問題を欧米社会が注視している点など2020年の国際問題を象徴する動きが株式市場に影響を与える可能性があります。
23日に訪中予定の安倍首相は24日に韓国・文大統領とも会談することから、「クリスマスに米国報復」と予告している北朝鮮に対する何らかの±両面のインパクトにも注目です。
(衆議院解散)
解散風も時折、意識されます。訪中は安倍首相が「やれることを今やっておく」との前哨とみるか、外交での手腕発揮によって地盤固めと感触探しとみるかです。1月国会召集・冒頭解散の可能性も考慮しておくべきでしょう。
さて、今週の日経平均株価は
① 基調トレンドは維持⇒2020年に向け、上昇余地はなお、あるとみる
② 月足で連続陽線なのでどこかで一服があってもよい
こうした状況を踏まえ
居所の良い水準を
23844.687⇒23797.50⇒23595.37
とし
上値抵抗 24307.63
~24456.96(米中対立いったん手打ちの期待が増大した場合)
下値支持 23432.72
~22758.40(北朝鮮等、不測事態の際の下値めど)
とします。
日経平均株価に影響を与えそうな海外指標・イベントは以下の通りです。
■12月23日(月)
〇日本
10月景気先行指数(改定値)
10月景気一致指数(改定値)
〇海外
米 11月新築住宅販売件数
■12月24日(火)
〇日本
日銀金融政策決定会合議事要旨
〇海外
米11月耐久財受注
中国市場 後場休場
■12月25日(水)
◇海外
欧米の運用担当者はこの前後の日、クリスマス休暇
米・中 市場休場
■12月26日(木)
◇日本
月内受渡の最終取引日
◇海外
中国市場 休場
■12月27日(金)
翌年受渡初日
先週のおさらい
■12月16日(月)
寄付23,955.2
高値24,036.3
安値23,950.05
終値23,952.35
■12月17日(火)
寄付24,091.12・・・・・・週間高値
高値24,091.12
安値23,996.51
終値24,066.12
■12月18日(水)
寄付24,023.27
高値24,046.09
安値23,919.36
終値23,934.43
■12月19日(木)
寄付23,911.46
高値23,945.53
安値23,835.29
終値23,864.85
■12月20日(金)
寄付23,893.45
高値23,908.77
安値23,746.63・・・・週間安値
終値23,816.63
(先週の木村佳子の予想レンジ)
https://info.finance.yahoo.co.jp/kabuyoso/article/detail/20191215-00072666-minkabuy-nikkei-5054
居所の良い水準を23813.27~23779.97円あたりとし、
上値抵抗 24176.01
下値支持23510.99~23349.77円あたりと予測します。