MSQ週で乱高下に注意
前回「新トレンドが発生するタイミングが近づいてきている。新トレンドをフォローしたいので、短期売買に徹したほうがよい」と解説しました。
株価は高い場面もありましたが、目標株価の範囲内で取引を終えました。
米国の株式市場は高値圏で推移した週でした。
ドル円相場はドルが売られた週でした。
気になるのは、日経平均株価の今後の動きです。
株価チャートを分析する限りでは、株価は下値支持線に沿っての推移が続き、12月4日に2万3,044.78円まで値下がりしました。その後は2万3,000円を割り込むことなく推移しています。
目標上値は2万3,650円、下値は2万2,600円、それぞれプラスマイナス250円とします。
良好な雇用統計を背景に米国の株式市場が上昇したことで、CME日経平均先物円建ては2万3,500円を上回っています。ただ、個人的には、米国の経済指標などのわりに米ドルが売られている点は気になります。為替の動きは株式市場の動向にも影響を与えますから注目でしょう。
そして、今週はメジャーSQ週です。新トレンド発生に向けて、株価が乱高下する可能性を想定しておきたいところ。新トレンドが明確になるまでは短期売買でいいかもしれません。
また、12月に入り、例年通り新興市場や中小型株に物色の矛先が向かっています。ただ、これらの資金は息が短い場合が多いので、高値掴みに注意して利益確定を心掛け、いい気分で年末年始を迎えたいですね。