今週の日経225予想 上値は重いものの底堅い展開か(12/2週)

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最新投稿日時:2019/12/02 13:11 - 「今週の日経225予想 上値は重いものの底堅い展開か(12/2週)」(山口哲也)

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今週の日経225予想 上値は重いものの底堅い展開か(12/2週)

著者:山口哲也
投稿:2019/12/02 13:11

【先週の日経225の動向と今週の主要イベント】

今週の主要経済指標
先週の日経225(TFX)は反発。週初23,219円で寄り付いた日経225は、米中通商合意への期待感が高まったことで週初は底堅く推移し23,559円まで上昇。28日にトランプ大統領が香港人権法案に署名したことから米中通商合意が遠のくとの思惑から、売られる局面もありましたが、米ドル/円が上昇したことや米国株式が強かったことから、下げ幅も限られました。なお、28日、29日は感謝祭の祝日だったとのこともあり、週末にかけて上値の重い展開となり、23,287円で引けました。

今週の主要な経済指標は図の通り(大きな図表はツイッターでも配信しています。)で、ISM製造業景気指数、非製造業景気指数、雇用統計に注目していますが、今週も引き続き、米中通商協議動向が焦点になると思われます。
 なお、ブラックフライデー、サイバーマンデーが好調との報道もあり、米国株は底堅く推移するものと思われ、日経225もじり高の展開を予想します。

【日経225(TFX) 週足 チャート】

【日経225(TFX) 週足 チャート】
日経225(TFX)の週足チャートです。
まず、移動平均線は上から順に13週MA(22,640円)、26週MA(21,878円)、52週MA(21,551円)でいずれも上向きです。チャート上のピンクのラインは、26週移動平均線のエンベロープ(期間26、乖離率10%)で、11月第1週は、この上部バンドに抑えられる形となりました。また、ストキャスティクスは%D(91%)、Slow%D(91%)と過熱感が出ていることもあり、それぞれが80%を割り込む際には売りを考えたいところです。
ただし、トレンド自体は上向きであるため当面の売買戦略はエンベロープの上部バンドをレジスタンスに押し目買いとします。

【日経225(TFX) 日足 チャート】

【日経225(TFX) 日足 チャート】
日経225(TFX )の日足チャートです。
価格は200日移動平均線(21,729円)や一目の基準線(23,112円)、転換線(23,137円)、雲(上限22,346円、下限21,506円)の上側に位置しています。
日経VIやVIX指数が低水準となっている点や、ストキャスティクスが%D(79%)、Slow%D(92%)となっているように各種テクニカル指標が相場の過熱感を示している点については注意が必要ですが、年末にかけてドル需要が高いこともあり、当面は転換線や基準線をサポート、直近の高値23,589円をレジスタンスに押し目買いを考えております。

このコメントは弊社チーフテクニカルアナリスト山口の個人的な見解で、内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありません。ご理解のほどよろしくお願いいたします。チャート画像を拡大したものを、フジトミ公式ツイッター「 日経平均株価指数のフジトミ https://twitter.com/fujitomi_8740 」にアップしています。
山口哲也
フジトミ証券株式会社 チーフ・テクニカルアナリスト
配信元: 達人の予想

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