15日のドル/円は終値ベースで約0.3%上昇。米政権中枢から米中通商協議を巡る楽観的な見方が相次いで示された事を受けてリスク志向が高まると、一時108.85円前後まで上値を伸ばした。報道によれば、米中通商協議は週末16日にも閣僚級電話会議が開催され、「第1段階」の合意に向けて「建設的な協議」が行われた模様。米国が対中関税を発動する12月15日までに合意が成立するかについて不透明感は残るものの、市場の期待は維持されているようだ。本日も、米中関連のヘッドライン次第の展開が見込まれるが、ドル/円の下値リスクは限定的だろう。
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