急動意のタイミングを逃したくない要監視銘柄
時価総額:64億円
PER:21.75倍
PBR: 0.91倍
放電加工を主体とした受託加工を行っており、金属放電加工とアルミ押出用金型のおいて国内首位を誇る。他にも産業用ガスタービン部品や航空機エンジン部品、自動車部品等の表面処理等を手がけており、足元では航空宇宙分野を開拓。
業績面においては10/3に中間決算を発表し、上期実績は売上高前期比▲11.0%、利益面は赤字転落での着地となった。放電加工・金型・機械それぞれのセグメントで減収となり、期初予想比では最終利益が約20%減と落ち込んでいる。他方で、工作機械統計が8月をボトムに9月より若干の回復がみられ始めていることにより、下期は改善が期待できるものとみる。
株価は上記決算発表後に一時は年初来安値783円まで売り込まれる場面がみられたが、10月末に突如として自律反発の陽線が立ち水準を押し上げた。その後は手掛かりに乏しく高値保ち合いだが、徐々に日柄調整も一巡してきたとみられる。日足の一目均衡表は三役好転が示現しているが、週足ではようやく遅行スパンが追い付いてきたところにある。先日の動意にみられるようにいつ噴き上げてもおかしくないだけに要監視銘柄の一つと言えるだろう。