短期売買でトレンドフォローを
前回「株価は下値支持線に沿った上昇が続いている。上に空いた窓を目指す可能性も考えられるが、節目の2万3,000円を超えればいったん達成感が出るかも」と解説しました。
株価は目標株価の範囲内で取引を終えました。
米国の株式市場は高値圏で推移した週でした。
ドル円相場は小動きの週でした。
気になるのは、日経平均株価の今後の動きです。
株価チャートを分析する限りでは、株価は10月29日に一時2万3,008円まで上昇しました。節目の2万3,000円を超えたことで達成感と利益確定売りが出たようで、2万3,000円を割り込んで取引を終えました。
足元は緩やかな上昇トレンドがいまだ継続中で、オシレーター系のテクニカル指標で高まっていた過熱感は若干落ち着いてきました。
目標上値は2万3,200円、下値は2万2,000円、それぞれプラスマイナス150円とします。
2018年10月に空いた窓を目指して上昇する可能性はいまだ残っています。現時点では、波動が完成したことを確認することができませんので、どこまで上昇トレンドが継続するのか注目です。
米国の株式市場では高値圏で推移する状況が続いています。一方で、ドル円はFOMCで3回目の利下げが決定したことで、小動きの状況が続いています。外部環境の動きに振り回される展開は考えられますから、トレンド転換するまではトレンドフォロー戦略で、引き続き短期売買に徹したほうがよいでしょう。