今週の日経225予想 米国の利下げ打ち止め懸念(10/28週)

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最新投稿日時:2019/10/28 13:05 - 「今週の日経225予想 米国の利下げ打ち止め懸念(10/28週)」(山口哲也)

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今週の日経225予想 米国の利下げ打ち止め懸念(10/28週)

著者:山口哲也
投稿:2019/10/28 13:05

【先週の日経225の動向と今週の主要イベント】

今週の主要経済指標
先週の日経225(TFX)は、続伸。週初、22,460円で寄り付いた日経225は、米中通商協議や英国のEU離脱への警戒感が和らいだこともありリスクオンムードの中、企業決算などを確認しながら底堅く推移し、週末には22,826円まで上昇。22,771円で引けました。
なお、今週の主要な経済指標は以下のとおりとなります。
今週は、FOMCや日銀金融政策決定会合、米10月雇用統計、米10月ISM製造業景況指数など、注目度の高い経済指標が目白押しです。
特に、FOMCについては、0.25%の利下げが予想されますが、利下げ確率は91.4%(CMEのFEDWATCH)となっており、既にマーケットには織り込み済みです。
一方で、前回のFOMCにおけるFEDメンバーの2019年末の金利見通しは、1.875%でしたので、今回1.50-1.75%に利下げをした場合は、12月のFOMCでの利下げはおこなわない可能性も高まります。
そのため、今回のFOMCにおいては、声明文やパウエルFRB議長の会見での、今後の追加利下げなどFEDの金融政策方針に注目しています。

【日経225(TFX) 週足 チャート】

【日経225(TFX) 週足 チャート】
日経225(TFX)の週足チャートです。
移動平均線は上から順に13週MA(21,606円)、26週MA(21,452円)、52週MA(21,421円)で、いずれもやや上向き気味となっています。価格は22,500の節目を上回り23,000円へのトライを伺っています。ただし、ストキャスティクスも%D(96%)がSlow%D(92%)まで上昇しており、これらが80%を割れるタイミングでの売りを考えています。

【日経225(TFX) 日足 チャート】

【日経225(TFX) 日足 チャート】
日経225(TFX )の日足チャートです。
価格は200日移動平均線(21,448円)や一目の基準線(21,997円)、転換線(22,627円)、雲(上限21,511円、下限21,152円)の上側に位置しており、22,400円と22,700円の保ち合い相場を上方ブレイクし底堅く推移しています。
今週は、FOMCを控え、今後の利下げ期待が後退となる場合には、リスクオンからリスクオフに転じる可能性もあり注意が必要です。
また、ストキャスティクスも%D(96%)、Slow%D(96%)と過熱感が出ている点にも注意です。


このコメントは弊社チーフテクニカルアナリスト山口の個人的な見解で、内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありません。ご理解のほどよろしくお願いいたします。
山口哲也
フジトミ証券株式会社 チーフ・テクニカルアナリスト
配信元: 達人の予想

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