トレンド転換を見極めたい
前回「株価は下値支持線に沿って上昇が続き、いまだトレンド転換していない。利益確定売りが出る可能性もあるので、割り切って短期売買に徹したほうがよい」と解説しました。
株価は目標株価あたりで取引を終えました。
米国の株式市場は高値圏で推移した週でした。
ドル円相場も小動きの週でした。
気になるのは、日経平均株価の今後の動きです。
株価チャートを分析する限りでは、株価は上昇トレンドが継続していますが、下値支持線を割り込んでの推移が続いています。
目標上値は2万3,200円、下値は2万2,000円、それぞれプラスマイナス150円とします。
オシレーター系のテクニカル指標では、過熱感がよりいっそう高まっている状況ですが、緩やかな上昇トレンドが継続しています。
2018年10月に空けた窓あたりを目指して上昇する可能性が考えられます。ただ、節目の2万3,000円を超えれば、いったん達成感が出ることは想定しておきましょう。
今週からはやいもので11月入りですから、年内どこまで上昇するのかが気になるところ。
株価チャートでは、波動が完成されれば上値の重いチャートパターンを形成する可能性が考えられます。積極的に上値を買えば高値掴みになる可能性もありますから、トレンドが転換するのかを見極めたいところ。外部環境の動きに振り回される展開も考えられますので、引き続き割り切っての短期売買に徹したほうがよいでしょう。