「自ずと限界あり」も、「堅調推移は続く」…!? - ドル円

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最新投稿日時:2019/10/15 11:06 - 「「自ずと限界あり」も、「堅調推移は続く」…!? - ドル円」(武市佳史)

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「自ずと限界あり」も、「堅調推移は続く」…!? - ドル円

著者:武市佳史
投稿:2019/10/15 11:06

◆“リスク選好⇒巻き戻し”は継続 - 108円台回復

※ご注意:予想期間は10月16日と表示されていますが、本日(10月15日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。


 『農産物・為替等で部分的合意』
 『バルニエ(EU)-バークレイ(英)間にて、建設的な話し合いを実施』

これら報道を機に、「米中通商懸念」「合意なきBrexit懸念」はさらに後退しました。
“リスク回避の巻き戻し”から明確に“108円台”を回復したドル円は、一時“108.622円”へ上値を伸ばす動きを見せました。
昨日は日(体育の日)/米(コロンブスデー)休場の影響もあり、大きな動意は見られませんでしたが、それでも“108円台”はしっかりと維持して東京タイムにつないでいます。

◆もちろん“楽観”出来る状況ではないが…?

ただ前者には「第1段階の合意に過ぎない(詳細は今後5週間で詰める)」という弱みがあり、後者には「EU首脳会談(17-18日)への不透明感」が根強くあるのが実状です。
このため現時点の材料にて楽観へと傾斜する動きは「いささか疑問が生じる」ところであり、「(反発には)自ずと限界あり」と見るのが自然ということになります。

それでも本来であれば“発動”していた中国追加関税(2500億ドル相当)が“回避”されたという事実を考えると、“悲観”への再傾斜はそう簡単に進むとも思えません。
“次なる上値メド(200日移動平均線:本日は109.063円)”を窺うには「ポジティブ要因がもう一つ、二つ必要」と考えますが、それでも「堅調推移は続く」と見たいところです。

◆ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:109.063(200日移動平均線、ピボットハイブレイクアウト、大台)
上値4:108.804(ピボット2ndレジスタンス)
上値3:108.728(+2σ)
上値2:108.622(10/11高値、ピボット1stレジスタンス)
上値1:108.521(10/14高値)
前営業日終値:108.397(週足・一目均衡表基準線、月足・一目均衡表転換線)
下値1:108.220(+1σ)
下値2:108.114(ピボット1stサポート)
下値3:108.034(10/14安値、大台)
下値4:107.842(10/11安値、ピボット2ndサポート)
下値5:107.694(20日移動平均線)

12:44 誤字修正
武市佳史
株式会社マネーパートナーズ チーフアナリスト
配信元: 達人の予想

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