【売り】ＮＴＴドコモ(9437)直近好調銘柄も10月の成績は低迷。今秋の動向は？=フェアトレード田村祐一

■注目銘柄：【売り】ＮＴＴドコモ(9437)

■注目理由
長期的に上昇トレンドにある中で、直近高値圏を推移しています。9月18日には年初来高値を更新していますが、現在は調整しています。ここまで上昇してきただけにさらなる上昇を期待したいところですが、統計的に10月の成績は低迷しており、注意したい銘柄です。

■テクニカル分析
右肩上がりの75日移動平均線の上を25日移動平均線も同様に推移しています。直近年初来高値を更新したことで、調整していますが、依然として高値圏を推移しています。今後は上値を狙う展開が予想されますが、しばらくは様子見姿勢が強まる可能性もあります。5日移動平均線が25日線を下抜けするなどした場合には、トレンドが変わる可能性もあり、注意が必要でしょう。

■事業概要
携帯で国内最大手。NTTグループの軸。財務は良好。時価総額約9兆1818億円。PER約15.9倍 PBR約1.7倍。

■足もとの業績
直近発表の2020年3月期第1四半期決算では、営業利益2787億17百万円(同-10.1%)、純利益1923億7百万円(同-11.9%)となっています。

■システムトレード分析
システムトレードの検証では、同社株の10月の勝率が21.0%（4勝15敗0分）となっており、10月は株価が上がりやすい傾向が見られます。10月に注意したい銘柄です。