下降相場入り急落注意
ついこの間まで夏の暑さが身にしみついているので、一旦涼しくなってもまた暑さが戻ってくるのではないかと思ってしまいます。
相場でいえば騙し上げのようなもので、まだ夏の暑さのトレンドは変わっていないのでは?と感じるところですが、もう来週から10月ですからさすがに夏から秋への季節の変わり目なのでしょう。
相場の方も暑い夏から涼しい秋へと季節が変わるのに合わせて、短期的にはこれまでの上昇相場から下降相場へと転換しました。
先週からもお伝えしているように、先週はまだ黄色から赤信号というくらいでしたが、今週の動きでほぼ赤信号に切り替わったと考えていいでしょう。
以前から何度もお伝えしておりますが、今の短期的な流れは10月1週目に21000円に向かっています。
実質あと10日前後で日経平均が900円近く下がる可能性があるのですから、それなりに大きい下げになるでしょう。
まず、チャートから読み取ると、直近目の前には強い上値抵抗ラインがあるので、上がろうとしても頭を完全に抑えられている状態です。
ここを抜けてくれば相当強くなるのですが、先週はここを抜けきれずにずるずると下がる展開だったので、ここはかなり強い上値抵抗ラインとして意識されていることがわかります。
今のところこの上値抵抗ラインに沿って下落中なので、これが機能している限りは、引き続き戻り売り目線で売りから入っていくのが自然な動きだと思います。
上がったところの高値が徐々に切り下がってきてるので、これまでの売り方が踏み上げて買い方有利の流れから、逆に、高値でしこりを作った買い方には厳しい流れになってきます。
小さい変化がいくつも見られ、これまでの上昇時の流れが終わって下降へと変わってきていますので、ここからの買いには大いに注意してください。
過去のデータを見ても、売り時の教科書とでもいうべき条件がいくつもそろっているので来週からは本格的な下落相場に入っていきます。
これまでかなり無理して逆行して上げているだけに、ここからの下げは思った以上に深いものになるかもしれませんので、少し下げたところで押し目買いという、直近やってきたタイミングで買いから入るやり方は効かなくなってきます。
大きくは、21500円での下げ止まりが第一の買いポイントですが、次の買い場は21000円まで、になるので、もし買いをするなら深い所で待ち構えてじっくり拾っていきましょう。
今週は基本的には21000円に向けた下降トレンドの中にあるので、売り目線で見ています。