重要変化日を起点にトレンド転換か
アストロロジー(金融占星学)分析で言うところの“重要変化日”であった9月18日(別図青色三角印)を境に「上昇トレンド主体」から「下押し主体」へと転換しつつある英ポンド/円。
別図チャートでは、1) 21日MA(移動平均線)が右肩上がりであること、2) 遅行スパンがローソク足の上方にあること、3) パラボリック・SAR(ストップ・アンド・リバース)がローソク足の上方にあること、そして、4) DMI(方向性指数)で+DI>-DIとなっていることから、足もとの英ポンド/円は、上下圧力が拮抗するレンジ相場を形成中であることが見て取れます。
その他のメルクマールでは、a) BB(ボリンジャーバンド)・±2σラインが21日MAに向かって収縮する“スクイーズ”となっていること、そして、b) ローソク足がBB・+1σラインを下回り、“上昇バンドウォーク崩れ”となっていることから、概括すると、英ポンド/円は、レンジ相場形成における下押しの時間帯と捉えることができます。
喫緊の注目ポイントは、ローソク足が約1ヵ月間における市場参加者の平均コストを示す21日MA(≒132.655円、別図黄色矢印)でサポートされるか否か。
27日時点では、ローソク足の下方に青色の雲(=サポート帯、先行スパン)が存在していることもあり、これからの時間にかけて、仮にローソク足が同MAでサポートされた場合は、「下値しっかりの相場展開」→「BB・+1σライン(≒134.800円)付近までの戻り(=一時的な反発フロー)」となる可能性も。
一方で、これからの時間にかけて、ローソク足が同MAを終値ベースで下回った場合は、「下値サポート割れ」→「下押しモメンタムの強まり」となる可能性がありそうです。同時に、DMIにおいて「-DI>+DI」となり、その乖離がさらに拡大するような場合は、BB・-2σライン(≒128.350円)付近までの下押しも考慮すべきでしょう。
いずれにしても、現時点の英ポンド/円・週足チャートでは、上方硬直性相場を示唆するメルクマールが示現していることから、当面は「戻り売り」をベースとする投資戦略がワークしそうです。