ドル/円、1カ月ぶり107円台
米経済は、貿易戦争の影響で製造業の業況悪化が目立つ一方、非製造業(サービス業)は、旺盛な消費意欲に支えられて堅調を維持しているようだ。その消費を支えるのが好調な雇用情勢であり、それを確認する上でも本日の米8月雇用統計は極めて重要となろう。良好な結果となれば、過度な米景気失速懸念はひとまず後退しそうだ。なお、主な項目の市場予想は、非農業部門雇用者数16.0万人増、失業率3.7%、平均時給は前月比+0.3%、前年比+3.0%などとなっている。なお、昨日発表された米8月ADP全国雇用者数は予想(14.8万人増)を上回る19.5万人増を記録した。