【売り】日本郵政(6178)やや上向きも上値は重いか？=フェアトレード田村祐一

■注目銘柄：【売り】日本郵政(6178)

■注目理由
7月以降下落トレンドにあった中で、8月26日に938円をつけて以降徐々にではありますが、上昇しています。いったんは底を打った可能性もありますが、引き続き同社株価には注意が必要と判断します。

■テクニカル分析
下降する75日移動平均線の下を約11.2％離れて25日移動平均線も下降しています。現在の同社株価は、その25日移動平均線よりも更に下方にあり、およそ3.3％マイナスの位置にあります。8/26の938円以降は上昇していますが、値幅は狭く2日の陽線も小幅に留まっています。依然、様子見姿勢の状況と判断します。

■事業概要
郵政グループの持株会社で傘下に日本郵便、ゆうちょ銀、かんぽ生命を持っています。時価総額約4兆3,560億円。PER約9.3倍 PBR約0.2倍。

■足もとの業績
直近発表の2020年3月期第1四半期決算では、経常収益2兆9851億44百万円(前年同期比-5.5%)、純利益1350億72百万円(同+9.3%)となっています。