ディーリング銘柄として注目
8月28日(木)の株価は957円。
かんぽ問題などで大きく売られてきました。
政府による郵政株の追加の第三次の売り出しが今年は控えているはずでしたが、かんぽ問題により、棚上げ。
「指標」
表面上はPER9倍、配当利回り5%越えだが、かんぽ問題が今後どのような影響を及ぼしていくか不透明なために、この数字を鵜呑みには出来ないのが実情。
「ディーリング判断」
悪材料が多くありますが、短期的には売られすぎで8月30日(金)はリバウンドを狙いたい。
8月30日(金)の予想株価レンジは940円から970円程度を想定したい。出来れば940円台950円台前半の突っ込んだところを狙いたい。
勿論、長く持ち続けることは前提としておらず、早期に決済することを前提としたディーリング銘柄として注目。
上値は当面限られましょう。信用の買い残も600万株を超え、整理が済んでいないどころか増加傾向。
上に来たら、売り物が大量に待ち構えているために、需給は引き続き悪く、保有を長引かせると他のビッグチャンスを逸してしまう可能性は大きい。
いずれにしても株価が勢いよく上がっていく材料には乏しい反面、下値は表面上の指標で支えられている構図。
「注意事項」
ただ年率5%といえば、他の金融商品にはない魅力となりましょうが、20%30%も望めるのが株の魅力でもあります。勿論、年率5%といっても、株価が下落したり減配したら元も子もありません。
限られた資金をどの銘柄を保有していくのかの選択によってパフォーマンスが大きく違ってくる可能性が高い。
そのため下値を拾い、上に来たら外していく短期鞘取り銘柄としての注目にとどめたい。
「投資方針」
短期ディーリングと割り切りが肝心。
レンジは狭いため短期決済のロット勝負の信用取引向き。
資金は短期ディーリング銘柄用と大化け期待銘柄用に分け、戦略も銘柄もそれに合わせていくことがお薦めです。
短期の鞘取りについて一部誤解している方もいらっしゃるようですので、注意事項として触れておきます.
短期の鞘取りとは1日や1週間で数%の利益を取る(鞘を抜く)ために買って売って、損益を確定していくことを指します。買って売っての鞘が小さく、1%でも2%でも利益は利益です。小幅な鞘取りを目的とした売買です。勿論、ロスカットもこまめにすることが求められます。
短期鞘取りで買うということは、すぐに売るということを前提とした買いです。いわゆるトレーディングの目的です。値動きがあれば対象は幅広くあります。今回の買いはこのケースに当てはまります。
一方、大きな値幅取りとは20%や50%、2倍3倍などの大きな利益を確定していくことを指します。
こちらの買いは保有を前提とした買いです。厳選して今買うべき対象を厳密に選ぶ必要があります。そうでないと、保有すればするほど下がる銘柄と上がる銘柄どっちを保有するかによりどんどん格差が生じてしまうからです。
この大きな値幅取りの時に仕手株には手を出さないことが大切です。仕手株は保有を続けると損をしてしまう株だからです。
短期ディーリングと大きな値幅取りは売買の仕方も、銘柄も、保有期間も、売買の頻度も、大きく異なりますので、この二つは区別することが重要です。
資金も銘柄も分けることがお薦めです。