年後半に向けた「大きな流れ」が形成される…!?

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最新投稿日時:2019/08/23 11:20 - 「年後半に向けた「大きな流れ」が形成される…!?」(武市佳史)

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年後半に向けた「大きな流れ」が形成される…!?

著者:武市佳史
投稿:2019/08/23 11:20

◆“直近レンジ”から外れることなく、終了…

※ご注意:予想期間は8月24日と表示されていますが、本日(8月23日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。


「韓国、軍事情報包括保護協定(GSOMIA)を破棄」をキッカケにした“円買い”、「強めの欧経済指標+Brexitリスクの緩和(期待感?)」を背景にした“円売り”…。
“神経質な揺れ動き”は見せましたが、結局“直近レンジ(106.20-70円)”から外れることはありませんでした。
「待ちの様相」から来る“膠着”は続いており、結局“106.40円”水準で昨日の取引を終えています。

◆いよいよ今週のメインイベント - パウエルFRB議長講演

もっともこうした“膠着”も、そろそろ終わりの刻を迎えようとしています。
マーケットは固唾を呑んで見守る「パウエルFRB議長講演」が、いよいよ行われるからです。

3人の米連銀総裁(ジョージ/ハーカー/カプラン)は昨日、「9月利下げを支持しない」との意向を示しました。
この影響もあり、金利先物で見た「9月利下げ(25bp)」の確率が大勢(93.5%)を占める状況は変わらないものの、「9月据え置き」も“わずかに上昇(0%⇒6.5%)”しています。
これをどう見るか…?

◆年後半に向けた「大きな流れ(方向性)」となる可能性あり…?

仮にこうした状況で「大幅利下げ」「複数回利下げ(利下げサイクル入り)」が示唆されれば、マーケットは“無用の混乱”に陥る可能性が否めないと考えます。
このため筆者は「9月利下げ(25bp)は追認」、ただし「複数回利下げは示唆しない」と考えます。
この見方が正しいとすれば、“金利上昇⇒ドル買い戻し”が期待され、反対に怖いのは“株価下落⇒リスク回避(円買い)”のリスクということになります。
ただ「大幅利下げ観測」の先走りは、“株式より債券が先行”していた印象があります。
つまり巻き戻しの影響も、“債券利回り>株式”となる可能性が高い…?

本日の結果は、年後半に向けた「大きな流れ(方向性)」となる可能性も秘めています。
個人的には“上方向(ドル買い戻し)”を期待していますが、あとは結果次第…。
予断を持つことなく、流れには素直に乗りたいところです。

◆ドル円 抵抗・支持ライン

注:普段より値幅を拡大しています。

107.989(日足・一目均衡表先行スパン下限、大台)
107.815(+1σ)
107.686(8/1~8/12の61.8%戻し、週足・一目均衡表基準線)
107.564(8/2高値)
107.489(50日移動平均線)
107.183(8/1~8/12の50%戻し、日足・一目均衡表基準線、週足・一目均衡表転換線)
上値5:107.089(8/6高値、ピボットハイブレイクアウト)
上値4:106.972(8/13高値、大台)
上値3:106.842(ピボット2ndレジスタンス)
上値2:106.769(8/15高値)
上値1:106.693(8/19-20高値、8/22高値、20日移動平均線、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:106.427
下値1:106.254(8/22安値、ピボット1stサポート)
下値2:106.163(8/20安値、8/15~8/19の50%押し水準)
下値3:106.080(8/15~8/19の61.8%押し、ピボット2ndサポート)
下値4:106.000(大台、8/16安値、日足・一目均衡表転換線)
下値5:105.839(ピボットローブレイクアウト)
105.705(-1σ)
105.655(8/14-15安値)
105.504(8/12~8/13の76.4%押し)
105.050(8/12-13安値、大台)
104.960(1/3Bloomberg安値)

11:45 ドル円 抵抗・支持ライン追加
武市佳史
株式会社マネーパートナーズ チーフアナリスト
配信元: 達人の予想

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